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ドイツ、 日本の小・中学生との違いに気が付いたこと

ドイツ、 日本の小・中学生との違いに気が付いたこと
ドイツ人の家族旅行に人気の場所、
スペイン・マヨルカ島

 今年の夏休みは日本に一時帰国する機会がありましたが、その際に日本とドイツの小中学生の夏休みの過ごし方に大きな違いがあることを再発見しました。
ドイツの小中高学校では通常約6週間の夏休みがあり、年度末の休みとなるので、完全に充電する休暇として、フリータイムで過ごします。宿題は全くありません。夏休み研究課題とか、夏休み工作、夏休み日記も全くしなくてよいのです。夏休みの過ごし方としては、海や山などに車や飛行機で家族旅行、子供たちだけで1,2週間のキャンプに参加したりすることなどが一般的。

 ドイツでは、学校の部活は一般的ではないので、夏休みに部活動するということはなく、またスポーツクラブであっても、夏休みにトレーニングするということは強化選手でない限りありません。例えば、サッカーの夏休み特別トレーニングは存在しますが、普段参加しているサッカーチームのトレーニングは夏休みには行いません。日本の学校の先生のように、夏休みも部活指導に学校に出かけるということもなく、先生たちも夏休みはフリータイムです。

 しかし、日本の友人の小中学生の子供たちの夏休みといったら、朝から、塾、学校のプールに行く、部活動、スポーツクラブに所属していれば、そのトレーニングに行くなどで忙しく、フリータイムもなさそう、お母さんたちも食事の用意、送り迎えなどで休めない状態でした。もちろん、日本ではほとんどの家庭がドイツ人家庭のように2,3週間の家族旅行に行くということはなく、お盆休みに親戚や祖父母のお家などへ数日から一週間の小旅行に行くというくらい、学校の授業はないけれど、夏休みもいつものように過ごしているように感じられました。

 特に高校受験を控えた中学生、または中学受験を控えた小学生は、ほとんどの割合で塾に通っていました。成績が良くないからではなく、日本式にほかのみんなが通っているから塾に通うといったような理由が多いように思いました。これに対して、我が家の中一の息子はかなり不思議そうでした。夏休みなのに、みんなはどうして休まないで勉強するんだろうと。確かにこれがドイツ人の誰もが感じることだと思いました。



2016年09月06日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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