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子育ての環境  〜 イギリス生活

子育ての環境  〜 イギリス生活 1 ワーキングホリデー通信

 先日から日本で話題になっていたニュースと同じような話題がここ、英国でも誌面に取り上げられていることがありました。

1つ目はベビーカー(英:push chair)の公共交通機関への乗り入れです。私の今までの経験では、周囲の友人(子持ち)に聞くと『日本と比べて全然ベビーカーの公共の利用でのプレッシャーはないからいい!』というものだったのですが、例えば人口の多い地域ではこれが徐々に論争を巻き起こしているとのこと。

通常バスなどには入口付近に広いスペースがあって、車いす用のサインがあります。こちらに車いすなどの方がいなければベビーカーはそこを利用でき、もし乗ってきたら車いすが優先になると言うルールがあります。しかしこの優先順位のルールを知らない人、またそのスペースを巡って親同士が口論になるケースが目立つようになってきたようです。英国のベビーカーは、日本のように『折り畳みが簡単』がうたい文句の様なものが少なく、どちらかと言えば大型でしっかりしたものが多いので、今後ルールが改正されるのか、ベビーカーが変わっていくのかとても気になります。

 2つ目は日本で『保育園落ちた。日本…』と、ちょっと攻撃的過ぎるような気もする投稿が論争に発展したニュースです。確かに働くことを推進しつつ、その状況を作らない政策は問題です。しかしここ英国でもそれは同じ。推進しつつ、主導は国というより個人な気がします。欧州などでは確かに女性進出が多いイメージがあるかもしれませんが、実際英国では産休から職場への復帰には数々の(手続きとしてではなく)問題が出ます。そのひとつが保育園(英:nursery)探しなのです。聞くと、ロンドンなどでは人口が増えすぎ、妊娠が分かった時から人気保育園に駆け込み『Waiting list(待ちリスト)に載せて!』と言う母親が後を絶たず、あまりの競争に中にはそのリストに載せるのに有料にしているところもあるそうです。(もちろんそれで入園できるかの保証はありません)

ロンドンの地価が上がり、郊外に住む知り合いは、保育園の費用が毎月約1200ポンド〜(現レートで約19万)、交通費が年間3000ポンド〜(現レートで月約4万の計算)、それに光熱費などの諸費用、住宅ローン…これを勘定して結局仕事を辞める結論を出したそうです。「通勤に2時間かかって大事な子供に会えない。かといって貯蓄できる余裕も出ない。それなら保育園に通わせるより自分が家に」ということ。女性にキャリア継続の意思があっても、政府の掲げる理想と現実にはかなりのギャップがありそうです。


 日本政府は女性の職場復帰を仕事の担い手として推進している感じを受けましたが、英国の友人の中には「住宅ローンを払うため」と、現実的にお金をメインに復帰する人もかなり多いのです。


 日本も英国も女性を取り巻く環境はまだまだ厳しいようですが、今後の政策に期待しながら、本日もニュースに耳を傾けてみようと思います。

参考記事:
BBC: WHeelchairs or pushchairs: Who should take priority?
http://www.bbc.co.uk/news/blogs-ouch-30001656




2016年03月22日(火) written by Muchiko from (イギリス)
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