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カナディアン・ロッキーの温泉 『Radium Hot Springs』

カナディアン・ロッキーの温泉 『Radium Hot Springs』
Radium Hot Springsの温水プール。
景色が最高です。

 昨日で約二ヵ月半という長い夏休みが終わり、私が住むブリティッシュ・コロンビア州は今日から新学期が始まりました。気候は、日照りが続いてとても暑かった6、7、8月が終わり、9月直前になっていきなり気温が低下。上着が必要になり、雨も降り始め、まるで突然「真夏が秋に早替わり」したような、そんな感じの気候になっています。
 さて、まだ暑さが残っていた8月の終わりにカナディアン・ロッキー旅行に行ってきました。3泊4日という強行軍だったのですが、その旅の中で今回最も気に入った場所『ラジウム・ホット・スプリングス』を今回は御紹介したいと思います。

カナディアン・ロッキーの温泉 『Radium Hot Springs』
ホットスプリングス村の入り口に続く
シンクレア・キャニオンの岩壁

 「ラジウム・ホット・スプリングス」は日本語でいう所の「ラジウム温泉」で、カナディアン・ロッキー(ブリティッシュ・コロンビア州側)のクートニー国立公園内にある村です。両側にそびえるシンクレア・キャニオンの岩壁を縫うように走ると、ラジウム・ホット・スプリングス村の入り口を示す看板が現れます。この温泉は1840年以前に先住民達が発見し「癒しと若返りの泉」として利用していたのですが、1890年にイギリス人が160ドルで温泉を購入。それから約60年後の1949年、州が公共の温泉施設として温泉プール(Aquacourt building)の建設を開始し、二年後の1951年に完成。同年に営業を開始しました。この「Aquacourt building」は1994年に“カナダ連邦遺産”に登録されています。

カナディアン・ロッキーの温泉 『Radium Hot Springs』
カナダ連邦遺産に登録されている
温水プール施設『Aquacourt』

 営業から64年が経過した建物ですが、時々改築しているのか全く古さは感じられませんでした。ラジウム泉なので、日本で一般的な硫黄泉とは違い無臭。そして“ラジウム”と名前は付いていますが、もともと泉質に含まれるラジウム量が微量なので、入浴には問題ないそうです。入浴用の温水プールは広々としていて、温度も適温。何十分でも浸かっていられそうな快適温度に設定されていました。そして、カナダの温泉はほぼ全てが『混浴』。というのも、カナダの温泉は“全裸禁止”なため、水着着用で温泉に入らないといけません。なので、男女別々にする必要がないんですね。

カナディアン・ロッキーの温泉 『Radium Hot Springs』
温泉施設周辺には、マウンテン・ゴートや
ビッグ・ホーン・シープが生息しています。

 実は今回のロッキー旅行、あまり楽しい物ではなかったんです。というのも、アメリカの山林火災の影響で煙がカナダ上空にも流れ込み、ロッキー山脈群の殆どが濃い煙に包まれて見る事が出来なかったので。でも、後半で立ち寄ったこの温泉で、すっかり気分がリフレッシュできました。カナディアン・ロッキーにお越しの際は、是非「ラジウム・ホット・スプリングス」にも立ち寄ってみてください。

●Radium Hot Springs●

http://www.radiumhotsprings.com/



2015年09月08日(火) written by Saori from (カナダ)
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