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ドイツでの日本食材

ドイツでの日本食材
Milchreis。
高い日本のお米を買わずともこれで十分。

 ドイツに住んでいると、日本食材の調達は簡単にはいきません。ちょっと大きなスーパーに行けば醤油などのベーシックな調味料などは手に入りますが、それでも種類に乏しく、どこのメーカーが作ったのかわからない日本を意識した怪しげなデザインのパッケージに買う気が失せることも多々あります。
 車を10分ほど走らせた国境の向こう、フランスのスーパーを覗いてみると、ドイツに比べ日本食材はもっと品ぞろえが豊富。日本食材のみならず、さすが美食の国、野菜や調味料からポテトチップの味付けまでドイツに比べ格段に品ぞろえが豊富で、これはドイツ人の食に対する保守的さを表しているのかと感じざるを得ません。

 確実かつ簡単に日本食を手に入れるには、アジアショップに行くのがよいでしょう。中華食材、インド食材などが大半を占める中、お馴染みの日本メーカーの食材を見つけることができます。それから、ニラ、里芋、エノキなどの一般のスーパーではめったに見かけない生鮮品も手に入れることができます。但しお値段はかなり高めなのが普通。


ドイツでの日本食材
ドイツで買った乾燥椎茸とシラタキ。

 それから、ドイツではどこの街にもあるビオショップ(オーガニック製品を扱う店)にも多少あります。マクロビオティックコーナーには、八丁味噌、水あめ、梅干しなどが。豆コーナーには小豆が。胡麻ドレッシングが欲しくなったら、Tahini(またはSesammuss)という名で売られている胡麻ペーストを買って手作り。日本食材を扱うオンラインショップも存在していますが、日本ほど宅配サービスが発達していないドイツで冷蔵品を注文するのはリスキー…。
 一般のスーパーやマーケットでも日本食で多用する野菜または日本が原産の生鮮品が日常的に売っていることもあります。例えば白菜は、Cinakohl(中国キャベツ)という名でどこでも手に入るし、時々Shiitake(シイタケ)やNashi(梨)やKaki(柿)も見かけます。

 もちろん、ドイツにあるものを代用するなどでまかなうことも可能です。万能ねぎの代わりにチャイブを使ったり、ヨーグルトと塩で漬物をつけたり、パン粉は乾燥したパンを自ら細かく刻んだり、工夫しながら柔軟に現地にあるものを甘受しながらもその不自由さを楽しさに変えていくことこそ、海外で生活していくにはもっとも賢い姿勢なのかもしれません。




2015年03月10日(火) written by モチヅキカズミ from (ドイツ)
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