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ドイツで静かに年越し

ドイツで静かに年越し
パーティの準備は万全

 クリスマスの賑わいの後は、雪や冷たい雨の悪天候も手伝って再び静けさを取り戻したここドイツの南西部で、ひっそりと新年を迎えました。クリスマスに比べたら、ドイツでの年越しはいたって地味なものです。休日となるのは多の場合12月31日と1月1日のみで、1月2日から多くの店が通常営業を開始し、仕事も2日には開始するのが一般的のようです。
今年は初めてドイツで過ごす年越し。大みそかに何のイベントもないなんて少し寂しいな、と思っていたところ、ドイツ人の友人宅での年越しパーティーに招待されました。ラクレットをごちそうしてくれるとのことです。家庭用ラクレット専用のグリルに、野菜や肉をのせて焼き、同じくグリルでとろとろに溶けたラクレットチーズをかけて頂きます。みんなでラクレットグリルを囲み、各々が食べたいものを好きなように焼いている様子は、まるでみんなで鍋をつついているようです。

ドイツで静かに年越し
ラクレットの様子

 ラクレットでお腹を満たしたら、デザートや飲み物を楽しみつつ、TVを見たり団欒したり一年を振り返ったり…。この日、ドイツの多くのチャンネルで『Dinner for One』という、元はイギリスで制作された昔のコメディが繰り返しTVで流されます。内容は割愛しますが、20分ほどの短い番組で、毎年大みそかにはお約束のように必ずこの白黒のコメディが放映されるようです。日本でいえば、『紅白歌合戦』や『ゆく年くる年』のような、大みそかの風物詩のようなものでしょうか。

ドイツで静かに年越し
カウントダウン…さよなら2014年

 そして大みそかは花火をするのが恒例のようです。手持ち花火は夏しかやったことない私は、寒さに震えながらも冬の花火に思わず大はしゃぎ。あっちからもこっちからも花火の音が聞こえてきます。なんでも花火はこの時期しか売っていないのだとか。

ドイツで静かに年越し
新年を迎えた瞬間から街中で花火が!

 さあ、いよいよ2015年へのカウントダウンが始まります。家の中に戻り、シャンパンの用意をし、テレビから流れるカウントダウンの時計をみんなで見つめます。そして時計の針がゼロを指した瞬間、街中で大きな花火が打ち上げられ、そしてみんなでシャンパングラスを掲げながら晴れやかにこう言います。
Alles Gute zum neuen Jahr!(新年あけましておめでとうございます!)

2015年01月09日(金) written by モチヅキカズミ from (ドイツ)
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