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森を歩く

森を歩く
美しく黄色に色づく森

 ドイツは国土の3分の1が森林です。森林面積は日本より小さいのですが、ドイツにいると日本にいたときよりも森を身近に感じることでしょう。特にここザールランド州では。ある日の新聞に、ドイツ各州の森林が占める面積率のランキングが掲載されていました。ザールランド州は3位で、全面積の40パーセントが森です。ちなみにヘッセン州とラインラントプファルツ州がいずれも42パーセントで1位とのことです。

 ほんの少し町を離れればすぐに森にたどり着きます。そしてその多くの森には、駐車場やトレッキングルートが設けられており、気軽に森に立ち入ることができるのです。森を身近に感じる理由としては、多くの森がこのように森に入りやすい環境によく管理されていること、それから日本とは異なり全体的に緩やかな地形であるため森を整備しやすく、また一般人も森に立ち入りやすいということがあげられると思います。


森を歩く
暑い日には人々が水遊びを
楽しむ光景も

 私がよく足をのばすのはUrwaldという名の森。日本語に訳すと「原生林」。なるべく原生の状態に保つよう管理されている森です。大きな森ですが、トレッキングルートは長短いくつか設けられており、私が歩くのはお気軽な散歩用の短めのルート。
森に入ると、お年寄りのグループ、カップル、家族連れ、犬連れ、様々な人がのんびりと森の散歩を楽しんでいます。すれ違いざまに、人々は「Hallo」「Guten Tag」と声を掛け合います。森の中にある大きな池では、夏は人々が水遊びをしたり、犬を泳がせたりする光景もよく見かけます。

 週末はたいていの店が閉まるドイツでは、森に入り自然に触れることで心も身体もリフレッシュさせるのはごく日常的なことのようです。時に物質的な生活から離れ、気軽に自然のなかで精神的に豊かな時間を過ごすことができるとは、なんて贅沢なことなのだろうと感動したおぼえがあります。
森がきれいに色づくこの時期、私も再び森に入り、ゲーテよろしく施策にふけりながら美しい木々の道を歩いてみようと思います。


2014年11月28日(金) written by モチヅキカズミ from (ドイツ)
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