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フランス水道水の白い悪魔 〜 フランスワーキングホリデー

フランス水道水の白い悪魔 〜 フランスワーキングホリデー 1 ワーキングホリデー通信
有名な浄水ポット「ブリタ」、
カートリッジ内の吸着剤が
カルシウムを別のイオンに置き
換えることで軟水化を実現します

 フランスの水道水の元は河川水系であったり、井戸のような地下水であったり、地層の自由水であったりします。日本の都市部のように川の取水地から浄水を経てというものから複数の地層水源にアクセスがあったりします。パリ界隈ですとセーヌ水系とボース(Bauce)台地などの地層水が使われています。ちなみに硬度は300から400(炭酸カルシウム mg/L相当)になります。

 大陸ヨーロッパの多くの地域、そしてフランスの水道水は硬度がとても高いです。硬度成分のカルシウムやマグネシウムは地層由来のため同時に炭酸成分もおおく、水周りには白いカルシウムの残渣がでます。キッチン、シャワー、湯沸しポット、洗った後の食器にすら真っ白なものが出て、取り除くのも酢やクエン酸を使ったり、専用の洗剤が必要だったりします。

フランス水道水の白い悪魔 〜 フランスワーキングホリデー 2 ワーキングホリデー通信
これは軟水器という大掛かりな
仕掛け、細いタンクには軟水化を
行うイオン交換樹脂が、太いほうには
再生用の塩が充填されており、
一家4-5人の生活水をまかなうには
このサイズが必要なのです

 飲用水なら硬度の少ないミネラルウオーターを、飲んだり料理にちょっと使ったりできますが、家庭用水となるとそうも行きません。固まったカルシウムとの戦いはヨーロッパに済む限り永遠に続きます。もちろん解決方法がないわけでなく、いくつかの水処理があり製品として普及しています。カルシウムの固まりで困るならば、住居建屋の水道配管直結で使用する無機リン酸系の薬品があります。リン酸を微量に添加するだけでカルシウムの結晶化が阻害され、白いトラブルが劇的に改善されます。が、カルシウムそのものが取り除かれるわけではありません。

 カルシウムを除去するには少々大げさな仕掛けが必要で、カルシウムを吸着する合成樹脂性の吸着剤を充填したカートリッジを使用します。軟水ポットで有名な「ブリタ」と同じ原理ですが、家庭の水をまかなうために大きなものになりますし、吸着剤は使い捨てではなく定期的に塩で吸着剤を再生する機能が備わっております。これはカルシウムそのものを除去するので効果は劇的で、水の味が変われば石鹸の泡立ち、美肌(!?)まで改善されます。見えないところでは給湯器や温水暖房の効率などが改善され、トータルの効果は装置と運転コストを大きく上回るといわれます。


2014年11月18日(火) written by ichigo 『フランスで暮らす』 from (フランス)
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