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シェアするということ

シェアするということ
シェアを提供している車のピックアップ場所
マップと時間、料金などがチェックできる
tamycaサイト(Zeit.deサイトより)

 最近、シェアするということが、ドイツでも特に若い世代を中心にブームになっています。シェアカーなどはドイツの都市では当たり前となりました。最近では、車を所有している個人の車を利用しない時間帯にシェアすることができるというビジネス(tamyca)までも登場しています。それは、例えば、使用しない時間帯に、車を所有する個人が、車を必要としている人に格安で車を貸すことができる仲介オンラインビジネス。ネットで値段や車のピックアップ場所、使用可能な時間などが手軽にチェックできます。ドイツではかなり前から、ミットファーセントラルといったような、同日、同じ時間帯に例えばベルリンからケルンまで移動したい人がドライバーと一緒に相乗りして、ガソリン代をシェアするというビジネスがすでにありましたが、このような新しい形のシェアカーもこれから活用されていくこと間違いなしだと思います。

 ドイツの若い世代はものを買って自分のものにする執着が減ってきているといわれており、他の人とシェアする事に問題ない人が多くなっていると言われており、新しいものを買うよりは、人が使用しなくなった中古ものを使用して行こうという考えも多くなっています。

 東ドイツ時代には、コミュニストであったため、手に入れることができる物が少なく、貴重だったため、他の人とシェアするということは普通だったとのこと。そのなごりからか、ベルリンの旧東地区では、いらなくなった服などを女性たちが持ち寄り、交換したり、来週のパーティーためにドレスを借りたりというドレス交換パーティーのようなものをマンションで定期的に開催しているグループもあるようです。物が日本に比べると少ないな、と感じるドイツマーケット。新しいものを買わないで、他の人が持っている使用されていないものを十分活用しようという考えで、いかに少ないもので満足していこうとするドイツ的な感じがいいなと思います。

 そして、フードシェアサイトも活用されるようになり、例えば、2日後に3週間の休暇に出かけるので、冷蔵庫にある野菜をとりに来ていただける方に譲ります、とか、賞味期限がX日までの調味料をもう使わないので、譲ります、などといったような広告をフードシェアサイトに書き込む事が出来ます。捨てられる食料品が年々多くなっていく現実を少なくしようと、小さなことからはじめているドイツはさすがです。確かにこのサイトを活用すると食べ物が無駄にならないでしょう。



2014年09月23日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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