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夏の夜の楽しみかた

夏の夜の楽しみかた
湖畔でのストレーザ・フェスティバル。
 イタリアでは毎年夏になると、各地の野外劇場でオペラやコンサートが催されます。たいていは古代ローマ時代の遺跡・廃墟などで行われますが、そうした古代遺跡が現在もこうして活用されているところに、イタリアの歴史の深さを垣間見ることができますね。
他に普段は入ることの出来ない昔の貴族の館などでの開催もあったりして、劇場とは違う雰囲気のスペクタクルが楽しめます。
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ヴェローナの野外オペラ会場。
 中でも、北イタリアの保養地マッジョーレ湖畔のストレーザとその近郊で開催される「ストレーザ・フェスティバル」や、シェイクスピア『ロミオとジュリエット』の舞台として有名なヴェローナの「アレーナ・ディ・ヴェローナ」、そしてプッチーニの生まれ故郷であるトスカーナ・ルッカ郊外で行われる「プッチーニ・フェスティバル」、古代ローマの公衆浴場跡で開催される「カラカラ浴場フェスティバル」などは世界的に有名で人気も高く、それこそ世界中から観光客やオペラ愛好家が訪れます。
 今年2014年のストレーザ・フェスティバルは7月24日から。チケットも35ユーロ(26歳以下だとなんと10ユーロ)とお得な設定。ジャズやクラシックなど多彩なプログラムが上演されます。
ミラノからも電車で日帰りができるので(ただし21時からの公演だと最終電車がなくなってしまうので不可。18時半からの公演だと日帰りが可能です)夏の間は安くなるミラノにホテルを取るのも一考です。

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プッチーニ・フェスティバル会場。
 ヴェローナの野外オペラはもうシーズンが始まっています。町で一番の観光名所でもある古代の円形闘技場が会場となり、毎年数多くの観光客が来ます。おそらく夏の催しの中で一番有名なイベントではないでしょうか。どの演目もだいたい21時から始まりますので、宿の確保もお早めに。
 プッチーニ・フェスティバルはフィレンツェから西へ車で約1時間半、プッチーニの生まれ故郷であるルッカからは約30分程のトッレ・デル・ラーゴ・プッチーニで開催される湖畔の野外オペラです。
代表作『トスカ』や『トゥーランドット』などが、日替わりで上演されますので、お好きな演目のチェックを。一番安い席だと20ユーロ程度、高い席で160ユーロほどです。屋内に比べるとやはりお得な値段で鑑賞できますね。

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カラカラ浴場跡でのコンサート。
 カラカラ浴場・フェスティバルはオペラだけではなく、バレエやコンサートなど、多彩なプログラムで楽しめます。ライトアップされるローマ遺跡が幻想的な雰囲気を作り上げ、いつもとは違う舞台を演出し、忘れ難い思い出になるでしょう。
 夏とはいえ、夜は冷えることもありますので、一応防寒としてショールかジャケットをお持ちになることをオススメします。あと蚊の対策も忘れずに・・・


2014年07月18日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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