ミラノから日帰り旅行　その１　パヴィア | イタリア

素晴らしい展覧会が多いヴィスコンティ城博物館

ミラノを拠点として日帰り旅行を計画される方も多いかと思いますが、今回から３回に渡って、ミラノから1day tripできる町をご紹介します。
まず第１回はミラノから南に約20キロに位置するパヴィアです。
ミラノ中央駅もしくは地下鉄M3（黄色線）のロゴレード駅直結のイタリア鉄道駅から約30分、ワインやお米、穀物などの農産品で知られる大学都市パヴィアに着きます。
電車の本数はロゴレード駅からなら約20〜30分おきぐらいに出てますが、中央駅からだと２時間に１本ほどしかないので、事前に時刻表をよく確認されたほうがいいでしょう。
http://www.trenitalia.com/

パヴィアの見どころは何と言ってもヴィスコンティ城。
お天気がよい、これからの季節はお庭をブラブラするだけでも楽しいですが、このヴィスコンティ城で開催される展覧会がなかなか侮れない素晴らしいものが多いのも特徴です。

ピサロ展を開催中です。

現在開催中のオススメ展覧会が、印象派の最も中心的存在であったフランスの巨匠カミーユ・ピサロ展。豊かな色彩で農村風景等を描き、印象派を代表する画家として現代でも非常に高く評価される画家の１人です。
イタリアでは日本ほどフランス印象派の人気（？）が高くないので広々とゆったりした空間で、じっくりと美しい色彩が溢れるピサロの作品を鑑賞することができます。
2014年6月2日まで開催。
そしてパヴィアまで来られたら是非、足をのばしていただきたいのがパヴィアから約10kmほど離れたところにあるヴィスコンティ家の霊廟、パヴィアの僧院。
もと来た道を辿って、パヴィア駅まで戻り、再びミラノ方面へ向かう電車に乗って１駅。ほんの7〜8分で到着するのがチェルトーザ・ディ・パヴィア駅です。

ティチーノ川にかかる美しい橋。

この駅から約20分ほど歩く事になるのですが、今も修道士たちが祈りと自給自足を営む聖なる空間が突如現れ、いきなり別世界へ入り込んでしまったような感覚に陥ります。
内部の見学は午前と午後の部にわかれ、お昼休み中（11:30〜14:30）は入場できません（月曜日はお休みです）あと、これから暑くなってきますが、肌の露出が多い服装での入場も出来ませんのでご注意を！

パヴィアから１駅の修道院。 今も修道士たちの祈りの場です。