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ミラノの中で古代ローマを偲ぶ

ミラノの中で古代ローマを偲ぶ
コリント様式の円柱。
イタリアの中では近代的なイメージが強いミラノですが、実はミラノには、古代ローマ時代の遺跡もちらほらと残っているのも事実。
中心部のドゥオモ広場から、若者たちのショッピング・ストリート、トリノ通りを真っ直ぐ南へ、ナヴィリオ運河方面へ下って行くと、ティチネーゼ門というナポレオン時代に作られた門があります。
その手前にいきなり出現する16本の円柱とサン・ロレンツォ聖堂。ドゥオモ広場のトリノ通り沿いから出ている3番の路面電車(トラム)のGratosoglio(グラトソーリオ)行きに乗って、6駅目で降りても行けます。お天気が良い時はブラブラとお散歩がてら歩いても20分ほどで到着します。

ミラノの中で古代ローマを偲ぶ
コリント様式の円柱。
このサン・ロレンツォ聖堂は幾世紀にもわたり、改装・改築を繰り返されていますが、もともと4世紀末から5世紀にかけて建てられたもので、初期キリスト教とロマネスクの様式の教会です。
ミラノで最も古い教会の1つと言われています。内部はモザイクで飾られた壁龕があり、これも一見の価値ありです。
ミラノの中で古代ローマを偲ぶ
コリント様式の円柱。
その聖堂前の広場に「ミラノ勅令」を313年に公布したコンスタンティヌス1世の立派な像が建てられており、道路に面してそびえているのが、コリント様式の円柱16本です。かなり完璧な形で残っているので、圧巻という言葉がピッタリ。
これを見るたびに、ミラノが西ローマ帝国の首都だったことを思い出しますね。
このティチネーゼ門周辺は、中世から19世紀初めにかけて様々な職人たちが活動の拠点にしている地域だったようですが第二次大戦時の爆撃によって、かなりの被害をこうむり、古い時代のものは、少ししか残っていないのだそうです。

ミラノの中で古代ローマを偲ぶ
コンスタンティヌス帝とサン・ロレンツォ聖堂。
そんな中で、16本のローマ時代の円柱が残っているのは奇跡のようですね。
2014年03月14日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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