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マイノリティーの人々に対する意識 〜 アイルランドワーキングホリデー

マイノリティーの人々に対する意識 〜 アイルランドワーキングホリデー 1 ワーキングホリデー通信

 ゴールデンウィークも過ぎ、日本ではきっと1年で一番過ごしやすい季節に向かっていることと思います。アイルランドは5月と言えば夏ですが、今年はどんな夏になることか。予想不可能な天気が相変わらずこちらでは続くこととなるでしょう。
 さて、こちらにきて困ったことがありました。原因不明の蕁麻疹が続き、ずっと眠れない日々が続いていました。こちらではGPという診療所での先生のことを言うのですが、お医者さん=GPに診てもらうのに1回50ユーロと割高です。プライベートな保険をもっていれば例えば1カ月100ユーロを超えた場合、ケースによってお金が多少戻ってくることもあるようですが、日本の3割負担の医療事情とはまた異なりお医者さんにみてもらうだけで結構なお金がかかってしまいます。
したがってなんと、こちらではアレルギーの血液検査、貧血かどうかの検査等は薬局で簡単にできてしまう上、薬事法が違うので日本では病院でしか手に入らない薬もこちらではお医者さんに診てもらわずに、必要な薬も買うことができます。というわけで私もこの制度を利用してある日、薬局で食物アレルギーの検査をしたのです。食物アレルギーには即時に反応してしまうものと、湿疹などが数日たってからでる遅延性のアレルギーと色々とタイプがあります。そして症状も様々なようですが、日本ではまだ一般にあまり知られていないセリアック病という病気があてはまってしまいました。確実にお医者さんに行かないとセリアック病かどうかはわかりませんが、セリアック病は小麦に含まれているグルテンに過剰反応してしまう一種の病気です。これについては詳しくは書きませんが、まだまだ知られていない病気、障害など、アイルランドでは、マイノリティー=少数派の人々が快適に過ごせるような工夫、人々の意識が高いと思ったのでそれについて今回は簡単に紹介します。

 例えば、小麦アレルギーもしくは、セリアック病の場合、グルテンフリーの食事をレストランに申し出ればアレンジしてくれるところも多いですし、スーパーでもグルテンフリーの食事は限られていますし値段も高いですが、日本に比べて簡単に手に入ります。また、グルテンフリー専門のレストランもあります。そして、蕁麻疹等で購入した薬がある一定額を超えた場合、税務署に申告すれば場合によってはお金が戻ってくることもあるようです。
 こういった食物アレルギーに関する社会的な取り組み、意識の高さだけでなく、他の例も述べるとベジタリアンという菜食主義者がいますが、そういう人も食事を楽しめるようにベジタリアンのためのメニューがレストランで用意されているところもあります。健康に問題がある人、食べ物にこだわりがある人、社会として無視せずに、多くのレストランで、そういう人も食べられる物をメニューに書いてなくても柔軟に対応してくれる、オプションとしてきちんと用意されているということは様々な人が食事を楽しむという点ではすごくよいシステムですね。
 今回はマイノリティーの一つの事例として食物アレルギーと食事、レストランの対応について焦点をあてていますが、海外へ行くと様々な人種や様々な宗教、背景を持つ人が寄り添って生きていく場面にでくわすことでしょう。そのような中で、「違い」を認め合って柔軟に対応していく姿がレストランやスーパーを見ていくだけでも多くの事に気づくことができます。日本でも最近、食物アレルギーを持つ人々が増えてきていますから、今後のレストラン業界がどう対応していくか気になるところですね。
2013年05月07日(火) written by Milly from (アイルランド)
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