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マーガレット・サッチャー氏の葬儀に想う 〜 イギリスワーキングホリデー

マーガレット・サッチャー元英首相の葬儀が行われた4月17日は、予想通りイギリスのメディアは朝から晩までそのニュース一色でした。

ロンドンのセント・ポール寺院で営まれた葬儀には、エリザベス女王やキャメロン首相どをはじめ、イギリスや海外の閣僚など約2300人が参列し、国葬並みの規模の葬儀となりました。エリザベス女王が列席した元首相の葬儀としては、チャーチル元首相の葬儀以来のことだそうです。沿道には10万人ほどの人が詰めかけ、ロンドン市内は終日追悼ムードに包まれました。

サッチャー氏は認知症を患って以来、公共の場に出ることはありませんでしたが、昨年公開された『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を観て、改めて彼女の半生について知った方も多いと思います。イギリスで初の女性首相として、強く厳しいリーダーシップを発揮したことから、「鉄の女」のニックネームでも親しまれていました。イギリスはもとより、世界中の政治家に影響を与えた政治家だと思います。

新自由主義に基づく規制緩和や金融改革、教育法の改定などを強く進め、労働組合を切り崩した急進的な「サッチャリズム」は高く評価された一方で、多くの敵も生み出したのは明らかな事実のようです。

サッチャー氏の亡くなった8日、労働組合の関係者や左翼団体などが英国各地で集結し、一部は暴徒化して逮捕されるほどでした。葬儀の当日の17日にも、ロンドンやヨークシャーなど各地で大規模なデモが行われ、サッチャー氏の死を喜ぶ人々が路上でパーティーを繰り広げる姿も見られました。

すでに政界を退いてから25年も立つというのに、サッチャー氏が与えた影響は、英国内にさまざまな形で色濃く残っているようです。彼女の自国に対する「愛国心」がゆえに、良くも悪くも現在のイギリスに影響をもたらしたと言われていますが、これほどまでに国民の注目を集める政治家は今後なかなか現れることはないのかもしれません。
2013年04月19日(金) written by Miyo from (イギリス)
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