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巨済島捕虜収容所遺跡公園

巨済島捕虜収容所遺跡公園
入り口の噴水
 釜山の西南に位置する巨済島(釜山からは高速バスで50分程度)の観光名所として、有名なのは冬のソナタの最終会のロケも行われた外島だと思いますが、その次に有名なのは捕虜収容所遺跡公園ではないでしょうか。
韓国戦争の時に作られた捕虜収容所には中国共産党軍捕虜2万名、朝鮮人民軍捕虜15万名など最大で17万名の戦争捕虜を収容していました。1953年に休戦協定が締結されると捕虜収容所は閉鎖され、当時の建物の一部だけが残されましたが、1997年に韓国戦争を記憶し続けようと巨済捕虜収容公園として造成されることになりました。

巨済島捕虜収容所遺跡公園
リアルな捕虜の様子
週末にこの捕虜収容所に行ってきました。駐車場も広く、園内には遠方からのバスも何台か見かけたので、ツアーなどがあるのかもしれません。入り口付近には噴水もあり、一見のどかな大公園のようですが、園内にある沢山の催しはどれもリアルで戦争の残酷さが表されていて少し怖かったです。女性の捕虜もいたようで女性捕虜収容所の様子なども展示してありました。説明は韓国語で私にはむつかしかったですが、だいたい見て分かる作りなので大丈夫でした。ちなみにゆっくり園内をまわって1時間弱でした。坂が沢山あったのでよい運動にもなりました。
いつもはただののどかな田舎だと思って生活していますが、こうやって記念公園で歴史を目にすると、たった数十年前にはこんな残酷な事もあったのだなぁと考え深いものがありました。せっかくのワーホリで韓国に来られたのなら、住まれたその土地の歴史を少し勉強するとまたその土地への思いも変わってくるのではないかなぁと思いました。

2012年10月30日(火) written by さくらもち from (韓国)
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