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オーストラリアの選挙

オーストラリアの選挙
選挙の投票会場となった近所の
メイソンテンプル(教会)
オーストラリアでは選挙の投票は義務です。きちんと投票しないと罰金が科せられてしまいます。
オーストラリアでは市民権を持っている人すべてに投票の義務があります。永住権と市民権は一緒ではないので、混同しないようにしましょう。市民権とはその国籍を持っている事なので、簡単に言うとオーストラリアのパスポートを持っている人=オーストラリアの市民権を持っている人という事です。オーストラリアは二重国籍を認めていますのでオーストラリアのパスポートと他の複数の国のパスポートを持っている人もたくさんいます。持っているパスポートの数や種類にかかわらず、オーストラリアのパスポートを持っているという事はオーストラリアの市民権を持っているという事なので、選挙に参加する義務が生じます。
投票は各地域・自治体で行われ、教会などの広い施設を貸し切って行われます。投票期間は意外と長く、忙しくてもきちんと投票に参加できるようになっています。
選挙期間が近づくと、日本でもあるように郵便ポストにビラが入ったりするようになります。投票期間中は投票場所の入り口で選挙運動が行われます。といっても候補者の後援者やボランティアのような人たちが、ビラを配る程度のものです。

投票会場に着いたら、まず登録デスクに向かいます。そこで自分の住んでいる地域の区分けと名前を名乗り、膨大なリストの中から自分の名前にしるしを付けてもらいます。これはすべて(少なくとも私の地域は)手作業で行われ百科事典の様な厚さのリストにその地域の全ての人の住所と名前が載っているところから自分の名前を消してもらいます。こうして誰が投票に来たかを確認します。
投票用紙を受け取ったらそれに記入して自分の地域区分の投票箱に入れて帰ります。
投票用紙には政党とそれぞれの立候補者(複数)の氏名が書いてあり、個人の名前でも政党でもどちらでも好きなほうに好きな順に番号を記入します。
投票ブースというものはなく、簡単についたてがある程度でカーテンで遮るような大げさなものはありませんでした。

投票は義務ですが、必ずしも誰かに投票しなくてはいけないという意味ではありません。個人の信条で投票をしない人もいますし、そういった人は白紙のまま投票箱に投票用紙を入れます。
2012年10月05日(金) written by Yuiph from (オーストラリア)
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