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デンマーク語の発音を極める!

デンマーク語の発音を極める!

…と題名からぬけぬけと書きましたが、私もまだまだこの発音に四苦八苦している途中。10何年も住んでいても発音を苦手とする外国人はいくらでもいるので、こればっかりは年数に左右される問題でもなさそうで。
デンマーク語を勉強する為にワーホリに来るという日本人がどの程度いるのかが全くわからないのですが、今回は難解なデンマーク語の発音を少しでも良くするコツを書いてみることにします。

英語やフランス語、スペイン語などの他言語に比べると、デンマーク語の発音の難解さは際立つものがあります。
まずスペルと発音が一致しないことが多いので、全くデンマーク語に触れていないとスペルから発音を予測することは不可能と言ってもいいでしょう。
プラス、カタカナで表記することのできない音がたくさんあり、母音は正式にいくつあるのかすら定まっていないというのですから驚きです…。

そんな発音が難しいデンマーク語、せっかく頑張って話してみても、さっぱり通じなかったという経験は誰もが通る道。
外国人の溢れるイギリスやアメリカ、オーストラリアやカナダなどの移民大国では外国訛りの英語に慣れている人は多いので、多少英語が訛っていても通じるのですが、デンマークに移民が増えてきたと言ってもそれはまだここ20年ぐらいの話。だからデンマークでは外国人の話すデンマーク語に慣れていない人はまだまだたくさんいるんですね…。

加えてデンマーク人は英語を流暢に話す人が多いため、こちらが外国人だとわかるとすぐに英語に切り替えてくるというのも、デンマーク語のマスターという意味ではマイナス要素ですよね。
なのでデンマークでは上手く発音できないと意味が全く通じない(意味を察してもらえるということも少ない…)ので、発音の悪さは致命的とも言えます。

私は語学学校で発音クラスに通っていたことがあるんですが、その時の先生は、外国人が苦手とするデンマーク語のrの音を、水なしでうがいする感覚を掴めと言っていました。声門を閉鎖する必要があるrの音、この方法で出すと上手くいきます。
そして肝心の母音であるø、y、å、æの各発音ですが、これはここで説明することができないぐらい奥が深いです…簡単に言えば口の形は変えずに舌の位置を変えて発音するんですが、これは近くのデンマーク人に実際にやってもらった方が早いです(笑)。

次に音読。これが結構侮れません。
人間は知らない単語は聞くことができないといいます。一度聞いた単語を自分でもリピートして口を動かすと、ただ目で読むだけよりも覚えがいい気がします。頭で覚えるより体(口)で覚えるような感覚です。
テレビやラジオを見たり聞いたりし、それを真似して繰り返すシャドーイングという方法もいいと思います。もうひたすらデンマーク人のデンマーク語をコピーする感じ。

自分の話すデンマーク語を録音して、ネイティブの発音と聞き比べ、できるだけそれに近い発音になるように、再度録音して聞くのを繰り返すという授業もあったんですが、自分で自分の声を聞いてみるとそれまで気付かなかった音の違いがわかったりして(少し気恥ずかしいですが)発音練習にすごく役立ったと思います。

あとは私の経験ですが、rの音はガ行に置き換えて喉の奥で発音すると通じやすいです。例えばよく使う『rigtig』(英語でreally)は『ガイティ』、片付けるという意味の『(at) rydde op』は『ゴイデ オップ』みたいな感じです。

デンマーク語の発音は一筋縄ではいきませんが、決して不可能ではありません。気長に地道に、一緒に頑張りましょう!

2012年08月17日(金) written by 重千代 from (デンマーク)
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