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日本の若者最前線 〜 イギリスワーキングホリデー

日本の若者最前線 〜 イギリスワーキングホリデー
FT article
最近、日本に関するとても興味深いテレビと記事を読みました。一つは、BBCのドキュメンタリー番組Coming Here Soon。Coming Here Soonは3シリーズあって、これからますます景気が悪くなりそうな予感が満タンのイギリスが将来に備えて既に景気の悪い3か国の若者を取材する、という趣旨の番組です。選ばれた3か国が、アイルランド、ギリシャ、日本でした。アイルランドは恒常的に昔から景気が悪く(18世紀の大飢饉のときには人口の大半がアメリカに移住したので、今でもアメリカの東側はアイリッシュ系が多い)、ギリシャは最近の経済危機により、最新の失業率は22.5%まで跳ね上がっています。日本はと言えば、一見平和な国なのですが、約20年まえに起こったバブルの崩壊後に育った今の20代〜30代は景気の悪化を見て育っているから、将来に希望が持てない世代、経済ブームに乗っていた親の世代とは違う価値観に生きる世代、という日本人にしたら、耳たこ状態な捉え方で番組構成がされています。
このドキュメンタリーの中で出てきた日本人の若者を見ていて、日本の閉ざされた、異常ともいえる就職活動や新入社員研修の様子も映し出されています。例えば日本で育って、日本の大学に行っていたら何も疑問に思わず就職活動をして、就職をして、会社に入ったら会社の研修があって。。。と続き、そのまま終身雇用、というこの何十年か当たり前のように行われていた循環がストップされつつある、この安全なレールに乗っかるのが、昔はとても簡単だったのに、今では皆必死、という感じの内容でした。その中に出てきた大学生の女の子が一生懸命就職活動のために、面接対策の学校に通ったり、折角ここまで来たからにはよい就職先を見つけなくちゃ、とプレッシャーがとてもかかっていたのが、見ていて気持ちがとてもよく分かりました。日本ほど過激じゃないにしても、意外と海外でも、大学のころからインターンをして、卒業する時にはちゃんと就職先を決めてレールに乗る、というやり方が主流であったりもします。その後は日本の様に愛社精神や社内の異動もなく、ゼネラリストを会社が育てる土壌がないので、転職をする人も沢山出てきて流動性があるので、日本ほど閉ざされていない、というのは確かですが、やっぱり先進国では日本と同じようにエリートコースというのがあって、出身校、学位、コネクション等を駆使してレールに乗っかります。また、とある日本の会社の新入社員研修の様子を紹介していて、その様子には日本人のわたしですら、かなり引いてしまいました。たしかに、この1週間の大変な研修が終われば会社が自分が死ぬまで面倒を見てくれる、そしてチームワークが強くなる、等々大切なことが沢山あるとは思うのですが、外国暮らしが長くなってくると、Peculierすぎて本当にこれが2012年の自分の国なのか、よく分からなくなってしまいます。ちなみに、この番組のプレゼンターのステイシー、小っちゃくて元気でとってもかわいらしいです。

もう一つの記事はFT weekend マガジンの特集で氷河期の日本、という記事でした。内容はBBCのドキュメンタリーと少し似ていて、こちらも20代30代の日本人の若者の仕事や人生観などのインタビューでした。ただ、こちらの記事はFTだからなのかなんなのか、インタビューした人達が、東大法学部出の帰国子女やバイリンガルの人などだったので、平均的な日本人の若者、という像を移すのにはちょっとズレている印象を受けました。ビジネス新聞なので仕方ないかなーとも思ったのですが、BBCのドキュメンタリーに比べて、驚くような真新しい情報が書いてあるわけでもないし、思った通りの答えばっかりが書いてあるPredictableな内容でした。そして、記事の最後には、日本の若者はひどい状況にいると思っていない、もしくはその状況にいたとしても気付いていないのかも。。と結んでありました。

国際社会、とくにビジネスにおいて、どんどん日本と日本人は置いてけぼりになってるような思いも持っていたのですが(実際はそんなにひどくなく、やっぱり日本は独自のやり方でビジネス展開をしているんだろうけど。。)、にわかに不景気社会の乗り切り方、という点で最近注目を浴び始めている日本でした。
2012年07月24日(火) written by Ayako from (イギリス)
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