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“ちいさなオランダ” Lynden を散策

“ちいさなオランダ” Lynden を散策
小さな風車が点在するリンデンのメインストリート
 先週は雨・雨・雨だったバンクーバー地方。つい数週間前は夏を思わせる気温が続いたというのに、再び秋冬の雨季が戻って来たような天候が続いています。ジャケットが手放せるのはいつの事でしょうか。
“ちいさなオランダ” Lynden を散策
メインストリートの店舗の隙間からは、
こんな田園風景が望めます。
 さて先日、我が家では2週間に一度の恒例行事となっている「アメリカでのガソリン&乳製品調達」に行ってきました。私達が毎回行くのは、カナダとの国境のすぐ傍にある『Lynden(以下、リンデンと表記)』という小さな田舎町。いつもはガソリン・スタンドと牧場直営の乳製品ストアに行くだけでカナダに戻るのですが、今回は少しだけ天気に恵まれた事もあり(アメリカに行く時は何故か毎回大雨なのです)、少しだけ町を散策してみる事にしました。
“ちいさなオランダ” Lynden を散策
両サイドにある墓地がリンデンの入り口です。
 リンデンはアメリカ・ワシントン州に1874年に設立、1891年に正式に「町」として認定されました。現在の人口は約12,000人(2010年調査)で、住民の9割が白人層。町の主な産業は酪農で、それにラズベリー、イチゴ、ブルーベリーといったベリー生産が加わります。1900年代にオランダから多くの移民が移住して来たため町の住民はオランダ系が多く、現在も英語に加えてオランダ語が多く話されているそう。オランダ系が多いので町のスーパーにはオランダの食料品コーナーも設けられています。
 そしてこのリンデン、実は世界でも例を見ない「共同墓地が町の入り口」という風変わりな町。田園風景が広がる中に二つの広大な墓地が現れ、その間に通った一本道にリンデンの入り口を示す「Lynden」と書かれた看板が現れるのですが、最初見た時は「え! 墓地が町の入り口!?」と驚いたものです。ですが町自体は“オドロオドロしい”といった雰囲気はなく、至って普通の、のんびりした田舎町といった雰囲気。いえ、むしろ“可愛らしい”部類に入る町並みです。前述した通り、リンデンは“オランダ系米国人の町”なので、町全体もオランダっぽいテイストになっており、まさしく「小さなオランダ」といった風情。町の至る所にミニサイズの“オランダ名物の風車”もあり、とても可愛らしい印象です。

“ちいさなオランダ” Lynden を散策
リンデンを代表する建物「リンデン・ビレッジ・
モール」の内部。ホテル以外は廃業していました。
 ただ田舎町という事もあって、観光客もあまり来ないのか、メインストリートにある町の象徴的な建物『ダッチ・ビレッジ・モール』の内部は閑散としたものでした。モール内にはホテルと7〜8店舗分ほどの商業スペースがあったのですが、ホテル以外は全スペースが廃業しており、なんとも淋しい雰囲気。モール内は明るく、中央には鯉が沢山泳ぐ堀もあり、とても良い感じのモールなだけに、店舗が全く入っていないのは本当に残念な限りです。ただ、メイン・ストリートにある他の店舗はまだまだ営業中だったので、それら店舗を見て回るだけでも楽しかったです。今回は訪れた時間が遅かったため、町の歴史博物館に入れなかったのが心残り。また2週間後に訪れる予定なので、その時は是非、この博物館にも入ってみようと思っています。 
2012年06月19日(火) written by Saori from (カナダ)
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