PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
201205184450

インフルエンザにご注意

先月、流行の先取りをしてインフルエンザにかかってしまった(らしい)私ですが、のどの痛み、高熱、めまいをともなう頭痛、全身筋肉痛状態が3日でどんどん進行していき、「インフルエンザのかも」と思い、普段かかりつけのGPが休みだったので、近所のショッピングセンター内のメディカルセンターへ。こちらではショッピングビルには大抵GPや歯科医などが入っています。

日本の内科では、インフルエンザの疑いがあればマスク着用はもちろん、診察まで車や病院の外で待機というのもよく聞く話ですが、こちらは一切そんなのはなく、むしろ「マスクまでしちゃってどうしたの?」という反応でした。
余談ですが、オーストラリアの人は予防の意味でも感染防止の意味でも基本的にマスクをしません。さらに「咳をするときは手のひらではなく、腕(二の腕あたり)で覆いましょう」というよくわからない呼びかけが病院の待合室でされています。

さて、インフルエンザの疑いが強い私ですが、医師は私の症状を聞いただけで最初は血圧と脈拍の測定のみで風邪と判断。その後、「のどが痛いので見てもらっていいですか?」と申し出て、初めて喉の診察・扁桃腺チェック。そのあと、「インフルエンザでは?全身も痛くて頭も痛い」という内容を繰り返してインフルエンザと診断。マスク着用必要なし・3日後には仕事復帰可という日本の医療機関ではありえない診断がでました。通常の抗生物質を処方され、家に返されましたが、何度も症状を伝えているのに、聞いてもらえないし、インフルエンザを特定するキットなどの使用もなしで単なる風邪と診断されるところでした。

日本では医師はもっと慎重に原因や症状を調べてくれますし、「大事を取る」や「他の人に感染させない」など配慮が行き届いているように感じます。こちらの医師は内科や外科もぜんぶひっくるめた医師なので診断ミスも多いようです。「3分診療」もざらにあります。こちらでは「患者の訴えをきちんと親身になって聞いてくれる医師」というのを自力で探し出す必要があり、さらに医師が何かを施してくれるのを待つのではなく、患者として、こうしてほしい!というのを伝えるのがこちらのGPとのやり取りでは必要なようです。
患者が受動的な日本の医療に慣れている人にはこちらのGPとのやり取りは大変かも知れません。

2012年05月18日(金) written by Yuiph from (オーストラリア)
Comment(0)


オーストラリア関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。