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2012年世界報道写真展がミラノで開催 〜 イタリア芸術

2012年世界報道写真展がミラノで開催 〜 イタリア芸術
ギャラリーの入り口。
1955年オランダで設立された世界報道写真財団は、毎年その1年間に撮影された報道写真を対象にコンテストを開催し、その入賞作品で構成される写真展を次の年に世界各地へ巡回しています。
なんと今年で55回目の開催です。
今年も5247人(124ヶ国)の写真家が応募した10万1254点の中から、受賞作品が選ばれました。
4月にオランダ・アムステルダムで開幕すると、1年を通じて45ヶ国、約100都市の会場で開催される世界規模の写真展でもあります。

2012年世界報道写真展がミラノで開催 〜 イタリア芸術
ギャラリーの様子。
その写真展が今月はミラノで開催。
場所はミラノでも一番洒落た場所として有名なカルラ・ソッツァーニ(彼女の妹は元イタリアン・ヴォーグ編集長としてとても有名)が運営する「10 Corso Como ギャラリー」です。
この10 Corso Comoの場所にはもともとルノーの工場兼ガレージがあり、古き良きミラノを代表する中庭には欄干がはりめぐらされ、朝から晩まで工場から発する騒音に包まれているような、そんな空間でしたが、そこにセレクト・ショップをオープンさせ、中庭や建物を修復し、2階部分に「写真」専門のギャラリーを設置したのがカルラ・ソッツァーニです。

1990年からこのギャラリーでは「問題意識」を持った写真が次々に展示されてきました。
まさに「世界報道写真展」を開催するのにはふさわしいギャラリーであると言えるでしょう。

2012年世界報道写真展がミラノで開催 〜 イタリア芸術
今年の大賞写真。
大賞には、中東のイエメンで反体制デモの最中に傷ついた息子を抱きかかえる女性を写したサムエル・アランダ氏の作品が選ばれました。
この時期、ミラノを旅行される方は是非ギャラリーに足を運んでみてください。

「Galleria Carla Sozzani」
http://www.galleriacarlasozzani.org/

Corso Como 10, Milano

営業時間:月:15:30~19:30
     火〜土:10:30~23:00
日:10:30~19:30

2012年05月11日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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