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デンマークの新しい交通システム、Rejsekort

デンマークの新しい交通システム、Rejsekort
写真入りのカードもできます
日本ではPiTaPaやICOCAなど、ICカードによる運賃清算はごくごく普通ですよね。インターネットに関しては日本以上にインフラ整備が進んでいるデンマークですが、交通に関しては未だに切符や紙の回数券だけと、結構遅れ気味だったのですが、そんなデンマークにもようやくICカードによるプリペイドの波がやってきました!
昨年、ユラン半島からモニターでスタートしたICカード交通費システム、Rejsekortが、ようやくコペンハーゲンでも本格的に導入されることになりましたので早速私も作ってみました。

デンマークの新しい交通システム、Rejsekort
駅で見られるカードリーダー
今までとてもややこしかったゾーン制ですが、このRejsekortはとっても簡単。
首都圏内の電車S-tog全線とメトロ全線、バス(現在一部区間を除く。5月より全路線でカバーされます)共通で、乗り降り時にカードを機械にかざすだけで規定のゾーン分の運賃があらかじめ購入されているクレジットから引き落とされます。
クレジット残高が減ってきたらチャージは自動ですることができるので、残高を気にする必要もありません。
回数券ならその都度買わなければならず、ゾーンによっては簡単に買えなかったりすることがあって煩わしかったのですが、Rejsekortなら一度買ってしまえばずっと使えるので、これが結構便利です。
今までの回数券をクリップする機械、結構な頻度で壊れていたりすることがあるのですが、これならさっとかざすだけでOK。この時、チェックイン(Check-ind)とチェックアウト(Check ud)の機械は別々なので気をつけて。

回数券自体がしわくちゃで切り取れなかったりというトラブルもこれならなし。
運賃は回数券と同じというのも大きなメリットです。もちろん使用期限もありません。
カードには写真付きなので、誰かに拾われて使われる心配もなし。(写真なしもできます)

新しいシステム導入当初はトラブルが多いんじゃないかと懐疑心たっぷりだった私ですが、使ってみると日本のそれと同じような感覚なので、結構使い心地はいいです。

唯一の注意点は、今まで切符や回数券であれば不要だった下りる時のチェックアウト。
今までと同じ感覚で、乗る時だけチェックインしてチェックアウトし忘れてしまうと、フルゾーンの片道料金(50kr)が自動的にチャージされてしまいますので、慣れるまでは要注意です。
私も既に二回、下りる時のチェックアウトを忘れて高くついてしまいました…。

Rejsekortの購入は、クレジットカードを持っていれば誰でもネットで手続きをすることができます。
カード作成にかかる料金は50kr。申し込み後一週間程でカードが自宅に届きます。

定期券を買う程じゃないけど、回数券は常に持っているという人、試してみてはいかがでしょう?

Rejsekort
http://www.rejsekort.dk/
2012年04月13日(金) written by 重千代 from (デンマーク)
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