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19世紀イタリア絵画展 〜 イタリア芸術

19世紀イタリア絵画展 〜 イタリア芸術
パヴィアのヴィスコンティ城。
1361年に設立された、ヨーロッパ最古のボローニャ大学と並んでイタリア内でも最も古い大学のひとつパヴィア大学がある中世の美しい町パヴィア。
19世紀イタリア絵画展 〜 イタリア芸術
ヴィスコンティ城内の回廊。
この中心部に14世紀、ミラノを支配していたヴィスコンティ家のガレアッツォ2世が建てたヴィスコンティ城が美しい姿をとどめています。
四つの角に立派な塔のある、かなり保存状態の良いこの城は現在、市立博物館および美術館が城内にあり、ベッリーニやアントネッロ・ダ・メッシーナなど14世紀から近代に至るまでの優れた絵画のコレクションを誇っています。
時々ここで企画展もやっており、毎回素晴らしい展示をする事でも有名です。
今回は「19世紀におけるイタリア絵画展」を堪能してきました。

印象派、新印象派といえばフランス人画家の作品が有名ですがイタリアでもディヴィジオニズムという点描の分割技法の流れがあって、それの代表画家ジョヴァンニ・セガンティーニの風景画などの展示があったので思わず目を皿にして鑑賞。

象徴主義のコーナーで目が釘付けになったのがトランクイッロ・クレモナ作の1枚。
なんとなくデカダンスを彷彿とさせ、額の美しい曲線との調和が素晴らしい肖像画です。

19世紀イタリア絵画展 〜 イタリア芸術
展覧会の様子
館員の話では、この絵もレオナルド・ダ・ヴィンチの有名な「モナリザ」のように「どこから観ても、彼の目がこちらを向いている」のだとか。
なるほど、何度か試してみるとジーッと哀愁漂う瞳がこちらを向いている感じがしました。
不思議な絵という印象でしたが、何故かすごく気に入った1枚です。
19世紀イタリア絵画展 〜 イタリア芸術
トランクイッロ・クレモナの
デカダンスを感じる1枚
この展覧会は来月4月9日まで開催ですが、その他にもこれから春の展覧会シーズンなので、色々と素晴らしい展示が至る所であります。
イタリア旅行の際には是非美術館にも足を運んでみてください。
2012年03月30日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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