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先進国の病 バーンアウト 〜 ドイツワーキングホリデー

先進国の特有の悩みであるのが、仕事や勉強によるストレス。ドイツのテレビや雑誌で最近テーマとなっていることの一つとして、仕事や学業による極度のストレスによって精神的に病んでしまうバーンアウト、燃え尽き症候群があります。ドイツ人の労働時間は、他のヨーロッパ諸国に比べて長く、また勤勉であると言われています。医師の診断により、長期間病欠することが認められれば、すぐに職を失うということもないので、仕事を持つ人にとってはありがたいことなのですが、関係者や同僚たちの仕事量の過重負担などの多大な影響が出ることケースが多いことも事実です。

年間4週間の有給休暇が保障されているドイツなのに、バーンアウトしてしまう人が多いのはどうしてか、考えてみました。ハンブルクのバーンアウト予防協会によると、バーンアウトになってしまう危険度が高い人は仕事を始めたはじめたばかりの人、仕事にすべてをささげてしまう勤勉で完璧主義者、いい人タイプの人、そして80から90パーセントは男性患者であるといいます。

身近にこういうことがありました。息子の大変熱心な担任の先生は、昨年から比較的休みがちだったので、最初の3週間の病欠の時は、あまり気にもならなかったのですが、それから毎週のように伸ばし伸ばしで、結局、精神的なストレスが原因という、計3ヶ月以上の病欠扱いとなりました。その後、代行の先生が一ヶ月、その後子供たちは他のクラスに散らばり、他の担任の先生たちによる授業を2ヶ月間受けました。こちらの学校は日本のように教科書というものが特になく、プリントの教材をこなしていくようになっており、担任の先生によっては若干違う内容のプリントであることが多いので、勉強が遅れることはないのか、と保護者たちは戸惑いました。校長先生や教育委員会に新任の先生を即受け入れてもらうように直接訴え、署名活動する保護者もいました。

しかし、長期間病欠しても、すぐに職を失うこともなければ、自ら辞職する必要もなく、健康保険会社からお給料等が保障されますので、即急に新任の先生を補うというわけにはいかないようでした。息子の担任の先生ですが、もともとは風邪などで休みがちであり、それが職務上の過重負担となり、ストレスが積もり積もってバーンアウト症状、精神的に病んでしまったのだと思われます。残念だったことは、担任の先生は、子供たちにお別れを言うこともなく、そのまま退職してしまったことでした。

2012年02月28日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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