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デンマークの歯医者さんレポ

デンマークの歯医者さんレポ

ワーホリメーカーの常識として、日本で絶対に済ませてくることの一つが歯の治療。
というのも、ほとんどの海外旅行保険には通常歯の治療費は含まれておらず、現地で歯医者へ行くと実費となってしまうことが多い海外滞在なのですが、ここデンマークも例外ではありません。デンマークでは医療は無料ですが、歯科が無料なのは18歳まで。なので成人は歯科を実費で払うんですね。もちろんプライベートの保険もありますが、ワーホリメーカーでは利用する人はいないと思いますのでその話は置いといて…。

私の場合ワーホリではないので、引っ越してくる直前に日本で歯の治療を完全に終わらせ、スケーリングをしてメンテナンス完璧!で渡航してきて、年に一回を目標の帰国時に日本で実費でスケーリングだけでも…と考えていたのですが、やはり予定はあくまで未定。そうそう都合のいいように事は運ばず、ついにここデンマークで歯医者に行く日が来てしまいました。

デンマークで住民登録をするときは一緒にかかりつけ医を決めるのですが、歯医者はその時点では決めません。地域にこだわらず、歯医者は自由に選べるのです。一年歯医者にかかることなく何事もなければそれに済んだ事は無いのですが、もしこっちで歯医者にかかる必要性が出てきた時に慌てないためにも、住んでいる地域のどこに歯医者があるのか程度は把握しておいた方がいいでしょう。
急がない場合は知り合いにどこかおすすめの歯医者はないか聞いてみるのも手です。やはり料金やサービスには違いがあるので、ここの歯医者はおすすめ、という情報は役に立ちます。

私の場合も周りにいろいろ聞いたりしていたのですが、最後に決め手にしたのは立地。自宅から徒歩5分という、場所だけで選んだようなものでした。用事も一般チェックとスケーリングだけだったので、軽い気持ちで行ってみることに。

まずは歯医者に電話をして、予約を取ります。この時も住民登録ナンバーは絶対に聞かれますので、手元にカードを用意しておきましょう。
そして予約当日、ちょっと緊張しながら初めてのデンマークでの歯医者さんを訪れることに…。

歯医者も町医者も、一見普通のアパートの中にあることが多いデンマーク。この歯医者さんも普通のアパートの3階にありました。
受付を済ませて待つこと3分。中からチャキチャキしたおしゃれな女性の歯科医師が。ちょっと緊張していたのですが、彼女は本当に気さくでよく喋る人で、まずはお互いの自己紹介から始まりました。

聞くと彼女はイランの出身。イラン革命時に母国を脱出、デンマークで歯科医師の免許を取って、デンマーク人と結婚&離婚、デンマーク滞在歴は25年以上になると話してくれました。

外国人とわかると私も一気に緊張が緩んで、デンマーク語って難しいよね、冬は寒くて暗くてやってられないわよね、母国は恋しいけど今更帰れないしね…などと移民同士で共感できる話に花が咲いて治療時間はあっと言う間に予定の30分を過ぎてしまいました。

肝心のスケーリングは、日本でやる以上にパワフル!ぶっちゃけて言えば要は痛かったのですが、日本のようにちまちまと何回にも分けて治療する訳ではなく一回で済ませるのでいいか…と思うようにしました…。

無料の歯磨き粉と歯間ブラシをもらって、初診代込みで620クローネ。今の日本円のレートで言えば8000円ちょいです。デンマークの物価の感覚から言えば6200円ぐらい。次回からはスケーリング代のみになるので半分ぐらいで済むそうです。

感想としては、歯科医の人柄がとても好みだったし、あれもこれもと気が利いてサービス精神もあったので、一般的にサービスはあまり期待できないデンマークなこともあって彼女は個人的に好感度大でした。彼女自身外国人なので、デンマークに住む移民としての気持ちもわかってくれるというのもかなり好印象。なのでこのまま引き続き通う予定です。

ワーホリではあまりお世話になりたくない歯医者さん。自身では経験せずに済むなら済ませたいものですね。
2012年02月03日(金) written by 重千代 from (デンマーク)
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