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1月6日は御公現祭

1月6日は御公現祭
ベファーナの来る前に吊るす靴下。
クリスマス、お正月とイベントが続いたイタリアは、このクリスマス時期の締めくくりとしてエピファニアというお祭りが毎年1月6日にあります。
エピファニアとは御公現祭と呼ばれ、キリストの誕生を祝って東方の3博士がお祝いを持ってたどり着いた日ということで、キリストの誕生が公のものになったわけです。
イタリアではクリスマスに並ぶとも劣らない重要なお祭りでもあります。
ただし昨今では次第に宗教色が薄れて、子供達がプレゼントをもらう日・・・という感じになってしまいました。
1月6日は御公現祭
エピファニアのお祭りの様子
今では25日のクリスマスにプレゼントをもらいますが、昔のイタリアにはそういう習慣はなく、この1月6日にベファーナという魔法使いのおばあさんが、箒に乗ってやってきて、良い子にしていた子供には、靴下の中にチョコレートや飴などお菓子を入れてくれるのですが、あまり良い子ではなかった子供には、お菓子の変わりに石炭をいれるという「いたずら」をするのです。
1月6日は御公現祭
ミラノ大聖堂前のクリスマスツリーは1月6日まで
子供達はベファーナの前の日は寝る前に自分の持っている一番大きな靴下を枕元につるして眠ります。
お菓子か石炭かどきどきしながら・・・
最近では基本的に子供達のためのお祭りとなったエピファニアですが、大人たちの間でもチョコレートを仲のいい友達にプレゼントし合ったりします。
クリスマスとエピファニアで二回プレゼント交換をするんですね。

1月6日はクリスマス・お正月と続いたお祭りムードから仕事や学校の普段の生活へもどるための、とても重要な区切りの日でもあります。
クリスマスツリーなどの装飾もこの日を境に取り外します。
そしてエピファニアが終わると冬のバーゲンセールが各地で始まります。

2012年01月06日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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