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トルコからの移民労働者ドイツ入国50周年  移民教育をもう一度考える 〜 ドイツワーキングホリデー

 トルコからの労働者移民がドイツに入国してから今月で50年が経ったことを機に、11月2日にベルリンで式典が行われました。その後はインテグラッツィオン、移民統合について考える、トルコ移民がドイツ社会に溶け込めないのはいったいなにが原因となっているのか、トルコ系移民の中で育ったけれどドイツ社会にとけ込める事の出来たトルコ系の人々が、テレビで議論、コメントしたり、その関連テーマの新聞記事もたくさん読む事が出来ました。

トルコからの労働者移民たちはドイツで家庭を築き、そして今ではその孫たちがティーンエイジ世代。ドイツ国籍を保持しているので、ドイツ人と同等の社会保障が与えられているにも関わらず、トルコが自分の国だと感じている、ドイツで生まれ育ってもドイツ人との間に壁があるように感じる、ドイツを外国と感じている、というトルコ系移民の子供たちが現実にはまだまだ多いようです。ドイツの学校に通い、ドイツ社会で育ったけれど、家庭ではトルコ語で、中途半端なドイツ語とトルコ語の言語能力しか身につけなかった子供たちが多く、資格をとることも、大学に行くことも出来ず、安定した職につけないという人が未だに多いのです。アンケートの結果からは、大半のトルコ人が外国人だから学校などでは低く評価されてきたと感じる、という意見が多いようです。ドイツで育ってもトルコ社会に残り、ドイツ人社会にとけ込もうとしなかったので、その結果ドイツ語をうまく覚えられなかった人も多くのです。

また逆に、60年代のトルコ労働者移民の子供世代でドイツで育ったトルコ系の人々の体験話を読んでいると、子供の頃から近所のドイツ人と交友関係を持ち、ドイツ社会にとけ込めた人は、すぐにドイツ語を覚え、ドイツで政治家になったり、会社経営者になったという、いわゆる成功したトルコ系の人も多くいるのです。

ワーホリの皆さんは外国生活において感じている事と思いますが、移民が社会にとけ込むためには、まずは現地の言葉を覚える事が欠かせません。労働者移民が訪れた当時は、2006年1月から移民に法律で義務となった645時間のドイツ語語学教育システムも必修ではなかったし、語学習得する時間もなく、休暇もほとんど無く働いていたというトルコ人労働者たち。その後70年代、80年代にはトルコ移民がさらに増え、コミュニティーが築かれていく中、ドイツ語なしでもドイツで暮らしていけるようになったこともあり、結局そのまま生活してきた結果のようです。

2011年11月22日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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