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もし世界の為替から「ユーロ」がなくなったら 〜 アイルランドワーキングホリデー

もし世界の為替から「ユーロ」がなくなったら 〜 アイルランドワーキングホリデー 1 ワーキングホリデー通信

 ある日友達とお茶をするために、路上のパーキングスペースに車をとめて、駐車用チケット(販売機でチケットを駐車したい時間だけ分購入し、車のフロント グラスのところに置くシステムなので、"pay and display"とも言います)を買っていると、70歳代ぐらいの男性が「細かい(お金)ないかの。20P足りなくて」と私たちのところへやってきました。
 
 アイルランドだと、スーパーマーケットなんかで細かいお金がない!とか言うと、後ろに並んでいた人とかが数十セントを「はいっ、私あるわ よ」と渡してくれたりすることがあって、アイルランドらしい優しさだなーと思います。以前バスに乗っていて細かいお金がなく、運転手さんに「10セント足 りないんです、あと大きいお札しかなくて」と言うと「いいよいいよ、それぐらい」と言ってくれたりして感謝したこともあります。

  さて、そのおじいさんに20セントを「はい、どうぞ!」と渡した後、連合いがぼそっと「あのおじいさんは、まだユーロ導入前の良きアイルランドの時代に生 きてるんだね」とつぶやいていましたが、はっ、そうだ、そういえばさっきのおじいさん、“20(ユーロ)セント”じゃなくて“20P(ペンス)”って言ってた!
 
 アイルランドに、ユーロが実際の<新貨幣>として2002年に導入される前は“アイリッシュプント(ポンド)”が使われていました。アイルランドらしいデザインで、特に硬貨のデザインはアイリッシュハープはもちろん、ケルト模様をあしらったもの、シカや魚、馬、野鳥など動物などとてもアーティスティックで気に入っていたのを覚えています。

 現在はユーロ圏などヨーロッパ、世界に広がる経済危機でユーロ圏は特にぐらぐらして いるため、経済力が一番弱っている国はユーロ圏を出るべし!といったウワサなどが流れたり、より安全な貨幣が買われていたり(日本円やスイスフランなど) で、ユーロ圏に参加している国々も「自分たちも、ユーロは廃止して、それぞれが今まで使っていた貨幣に戻そう」といった意見も数年前から出てきたりで、収 まりが付きません――。先日読んでいた新聞には、ドイツでは50%以上の人々が「ユーロ以前に使用されていたドイツマルクを再導入して欲しいと願ってい る」とありました。フランスでもユーロ圏から“脱出”しようと将来的に考えているらしい、といった話も耳にします。ユーロ圏を支えるこの二ヶ国が抜けてしまったら、ユーロは機能しなくなってしまうだろうことは容易に想像がついてしまいます。
 
 さっきのおじいさんも、上記のような危機感を既に持っていたのかもしれません……???

2011年11月04日(金) written by Uisce 『エール備忘録』 from (アイルランド)
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