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Kulturnatten2011 刑務所ツアー

Kulturnatten2011 刑務所ツアー
コペンハーゲン刑務所外観
毎年楽しみにしているコペンハーゲンでのイベント、Kulturnattenに先日行ってきたのでレポートです。
Kulturnattenとは毎年秋の一晩限り、コペンハーゲン中の美術館や図書館、大学や文化交流団体など、カルチャーに関する建物や団体が、非営利目的で施設を市民に開放して様々なイベント(その数250近く!)が行われる、いわば大人の社会見学みたいなものです。

この日の街の雰囲気はとても落ちついていて、みなバッジ型のチケットを身につけ、お目当てのイベントをハシゴする姿は見ていてとってもhyggellig(心地良い)です。

Kulturnatten2011 刑務所ツアー
まさに映画でイメージするような館内
毎年何時間待ちという人気イベントはいくつかあるのですが、私はもともと並ぶのがあまり好きではないのでいつも人気イベントはパスしていました。でも参加も数年目となると、やっぱり人気のイベントにも行ってみたい!という訳で、今年は頑張っていつも大行列の刑務所に並ぶことに。
Kulturnatten自体は17時から開催ですが所用で少し遅れて、刑務所についたのは18時過ぎ。
晩ご飯時なら人も空いてるはず、という目論みで行ったのですが、同じことを考えた人はたくさんいたらしく、既に刑務所前には横の通りまで続く長〜い列が!

一瞬諦めそうになりましたが、これを逃すとまた来年までお預けだし、と寒い中おやつ片手に並ぶこと、なんと2時間以上。やっと刑務所の敷地内に入れた頃には日もすっかり沈んで真っ暗、20時半も近くなっていました…。

ようやく順番が回ってきて、刑務所内へ!
館内の混雑を避けるため一回に入れる人数に制限を設けており、大体20人程度づつ刑務所内へ入っていきます。

Kulturnatten2011 刑務所ツアー
国会への長蛇の列!
入り口で看守による刑務所の簡単な案内と歴史などの説明がありました。私も入るまで知らなかったのですが、この刑務所は裁判所と繋がっており、夜は囚人を収容していません。
というのも、これは昼間のみの刑務所、他の刑務所に入れられている囚人が裁判の為に裁判所へ赴いて時間待ちの際に利用されている刑務所なのでした。という訳で夜の刑務所内には看守のみ。
しかし昔は普通の刑務所として利用されていたので、当初の様子が垣間みれる独房や、通常の牢獄(テレビ付き!)など、まさに映画を彷彿とさせる刑務所が見れてとてもワクワクです。

刑務所内には小さな資料室もあり、昔の尋問で使われた張りつけ台やムチ、拘束服や拘束ベッドなど、物々しい雰囲気のものも展示されています。牢獄内にも自由に入ることができ、囚人気分(?)を味わうこともできました。
他にも刑務所内で、囚人が作ったおもちゃやオブジェなども展示、購入することもできます。

二時間以上待った甲斐があった、とっても興味深いイベントでした。このイベントは毎年恒例なので、興味のある方は来年、ぜひ早めに列に並んでみて下さいね。並ぶ際には食べ物、飲み物をお忘れなく!
2011年10月28日(金) written by 重千代 from (デンマーク)
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