デンマークのトイレ事情

Stick n sushi＠チボリホテルのトイレ

日本のトイレ事情は世界の最先端を行っていることは言うまでもありませんが、デンマークのトイレはそれには遠く及ばないにしろ、他国に比べればかなり水準は高い方なのではないかと思います。
というのも、まずトイレの利用が無料！（まあ、シティ中心街など例外もありますが、基本は無料です。）

日本人であれば、トイレにお金なんて払う意味がわからないと思いますが、世界的に見れば有料トイレというのは決して珍しいものではないのです。
例えばアジアではタイのトイレは有料なところが多いですし、デンマークの隣国であるスウェーデンのトイレは、ショッピングモール内であっても有料、フランスの公衆トイレは有料であるにも関わらず便座がない状態のトイレが大多数を占めるなど、日本人からすれば訳のわからないトイレが多いのです。

でもデンマークのトイレは、日本人の目から見ても結構綺麗で満足できるところが多いように感じます。それが例え公衆トイレであっても、ありえないぐらいに汚いトイレはあまりなく、トイレットペーパーもしっかりあり、安心できるレベルのトイレが多いです。

デンマークでトイレットペーパーが切れているトイレに出くわした経験は私自身あまりないですし、フランスのように便座がなかった覚えもありません。
ゴミ箱も比較的綺麗に処理されているし、日本でよく見かける消毒アルコールのスプレーが設置されているトイレも多くなってきました。（さすがに音姫はないですが…）

美術館や図書館、レストランなどのトイレは、デザイン大国デンマークの意気込みを感じる素晴らしいものも多く見られます。

おすすめは、オープンしたチボリホテル内のレストラン、Stick n sushiのトイレ。
直線と曲線が見事に重なって、とてもモダンなデザイン。思わず携帯で写真撮ってしまいました。
手洗いの水がそのまま流しに使われるという、日本風のアイデアもこっちじゃなかなか見られないもので、かえって新鮮でした。

全体的にデンマークのトイレ、まあまあ使い勝手はいいです。
外出先で急にトイレに行きたくなっても、街中であれば大抵のショッピングモールにトイレが併設されてますので安心。
しいていえばハンドドライヤーが、日本のものよりも随分弱いので乾くのに時間がかかる点ぐらいでしょうか。
それもだんだん、ダイソン製の超強力なハンドドライヤーが導入され始めているので、デンマーク製のダンドライヤーにとって変わる日もそう遠くないかも？しれません。

トイレひとつにもお国柄が出ます。旅行先でいろいろなトイレを観察するのも、結構面白いですよ～。