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韓国の梅雨の過ごし方

韓国の梅雨の過ごし方
ソナギの本
 こんにちは。日本も5月の末位から、関西の方は梅雨だと聞きました。ソウルも6月から7月末位まで梅雨(チャンマ)なので、傘は必須です。
この季節、日本はジメジメとしていますが、ソウルは、そこまでジメジメしていないような感じがします。しかし、雨が好きな韓国の人は、少なくないと思います。そこで、なぜ韓国の人は、雨が好きな人が多いかと考えてみると、この本に辿り付きました。韓国についてご存知の方は、有名どころの本になりますが、『ソナギ(夕立)』と言う短編小説があります。この本が、ドラマや切ない歌の歌詞にも、多く影響してるのではないかと思います。

韓国の梅雨の過ごし方
ジョンとかも雨の日いいですね
このお話は、黄順元という作家さんが書いたお話で、1939年に早稲田大学の英文科を卒業し、韓国に帰国してからは数々の文学賞を受賞したと言うお方。
そして、この『ソナギ(夕立)』という短編小説は、中学の教科書に乗る位有名なお話です。
あらすじは、ある田舎町に住む少年とソウルから引っ越してきた少女が、放課後の川べりで日々お互いの姿を見るにつけ、恋ともいえないような淡い恋心を抱くようになる。ある日、山のふもとまで行ってみようということになるが、
途中で激しい夕立ちになり、農家の番小屋で雨宿りをする。その日を境に体が弱かった少女は寝込むようになり結局死んでしまう。というシンプルなものですが、韓国語の韻の使い方や、比喩もうまく生かして、とても素敵な短編小説になっています。

韓国のドラマの原点は、ここにあると言っても過言ではありません。
初恋、実らぬ恋、雨宿り、おんぶ、雨の中好きな人を待つ、雨に打たれる。そして、不治の病。

韓国の梅雨の過ごし方
猟奇的な彼女のソナギパロディー
たとえば、『ラブストーリー(クラシック)』は、ソナギを題材にして作られていますし、場面場面がとてもきれいで、出会いや病気等、切ない恋心のストーリーになっています。また、『猟奇的な彼女』でも、脚本家を目指している主人公は、ソナギの脚本を書いて、二人で演じています。その後、実際、映画でも雨が降ってるのが印象的です。
これから、雨も本格的に降ってくるので、家には、焼酎(ソジュ)も買っておきたいと思います。韓国では、梅雨の時期、チヂミを食べながら、ソジュを飲むという習慣があります。昔は、雨が降ると、家の中にある残り野菜を使って、チヂミを作ってのんびりしようという事だったみたいです。

日本は、もう梅雨みたいなので、梅雨でお外に出れない日は、チヂミをおつまみに、焼酎を飲みながら、ラブストーリーや猟奇的な彼女を見るのもいいかもしれませんね。
2011年06月07日(火) written by マルコ from (韓国)
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