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東北・関東大震災から一ヶ月経って…… 〜 アイルランドワーキングホリデー

 もうあっという間に日本の東北・関東地方を襲った「東北・関東大震災」から一ヶ月が経ってしまいました。
 つい数日前の悪夢という気持ちと、長い一ヶ月であったという気持ちでぐちゃぐちゃなのですが、 実際現在も避難所暮らしをしながら、行方の知らぬ家族や友人を探し続けている数多くの人々のことを考えれば、この一ヶ月はなんと過酷な月日であったかと心が非常に痛みます。

 震災があった日、実は私は一年に一度の日本帰省をしており、地震を経験することとなりました。関西地方にある実家に滞在していたため、実家や家族の無事はこの目でしっかり確認できたのですが、被害の大きかった地域に親戚が多くおり、なかなか電話が通じない中どうにかこうにか安否の確認をすることとなりました。
 最終的に連絡はついたのですが、自宅はかなり壊れてしまい、電気や水道も再び使えるようになるまでしばらくかかっていたようです。それでも皆無事であったということがすぐに確認できたことを思えば、地震時に日本にたまたまいた私はある意味ラッキーであったのかもしれません。そうでなければ、遠い海外から報道のみを頼りに、死ぬほど家族や親族、友人たちを心配し続け、めそめそしているだけだったかもしれないからです。

 実際、アイルランド在住の日本人の知人曰く、「日本の様子が分からず、TVや新聞の報道では一番悲惨な様子を繰り返し繰り返し放送するので、心配と不安がつのりまくって悪夢もよく見てしまう」ということでした。日本でも、どのチャンネルを回してもショッキングな映像が延々と流されていたので、それは海外の報道と似ているような気がしますが、海外の報道は時に偏っていたり、ウワサやデマ(?)のような報道(「知人の知人から聞いた話」みたいな話も海外レポーターが事実のように解説していたり……)もあったと聞きますので、海外に在住する日本人の方たちは<自分は遠くにいて、日本のために何もできない>という焦燥感と情報不足のの間に挟まれている状態に置かれていたと思います。

 その後ヨーロッパ行きの飛行機がキャンセルになったり、変更になったりと空港もパニック状態になる中、私の乗るはずだった飛行機も勝手にキャンセルされていたので、日本からしばらく出られないかも――と覚悟していましたが、結局は予定通りにこちらへ戻ってくることとなりました。
 でも私個人的には、ずっと家族のそばにいるか、ボランティアで被災地に行きたいと思っていました。阪神淡路大震災を経験したことから、今度は自分が役に立ちたいと思っていましたし、当時の精神状態がとても不安定だった時のことを思い出すと、いてもたってもいられなかったからです。
 とはいえ、アイルランドや他欧州の国々で、夫や義理の両親、会社の同僚たち、友人知人たちがそれこそ眠れないほど自分のことを案じてくれていたと聞くと、なかなか日本にずっといたいとも言えず……。

 こちらに帰ってきて1週間経ちました。日本のインターネットや現地のメディアで日々日本の震災や原発のニュースを見聞きしますが、やはりここにいると、日本が遠くなってしまったという気持ちはぬぐえません。それがかえって私を落ち着かない気分に陥れます。募金以外にこちらから何ができるのか――最近はそれをよく考えています。

2011年04月22日(金) written by Uisce 『エール備忘録』 from (アイルランド)
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