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消えゆくアイリッシュパブの文化と伝統 〜 アイルランドワーキングホリデー

消えゆくアイリッシュパブの文化と伝統 〜 アイルランドワーキングホリデー 1 ワーキングホリデー通信
小さな街にも村にも必ずある
アイリッシュパブ。人それぞれに
お気に入りのパブがあり、
同じところへ常連として
通う(?)のが普通。
 アイルランドといえば、そのイメージの一つに“アイリッシュパブ”が挙がると思うのですが、そんなアイルランドの伝統と文化と言ってもよいアイリッシュパブは、ここ近年でぐっとその数を減らしています。過去5年だけでも1,300件のアイリッシュパブが、営業終了を余儀なくされているそうです。
 アイリッシュパブの経営難理由は色々ありますが、昨今の不景気に加え人々の価値観が変わり、アイリッシュパブで高いアルコールを買わずとも、ディスカウントストアやスーパーマーケットなどで購入したビールを、自宅でゆっくり飲む人が増加したこと、飲酒運転に対する法律が厳しくなり、特に鄙びた地域に暮らす人々が車でパブへ行って飲んで帰ることが容易でなくなったこと、パブでの喫煙が禁止されたため、外でタバコを吸わざるを得なくなっていること…等が事情としてあるようです。

 ダブリン近郊の州などではパブの数が増加しているようですが、その他地方の州では減少しており、ただでさえ娯楽の少なく、アイリッシュパブで人々と交流するのが唯一の楽しみ!という年配の住民にとっては、生活に支障が及ぶほどの影響があると言われています。
 数年前に見たTVのドキュメンタリーで、僻地に在住するある高齢の男性が、毎日通っていた近所のアイリッシュパブの閉店をきっかけに体調を崩し、ほどなく亡くなってしまったという話を見たことがあるのですが、特に地方でのパブの役割はアルコールを提供する以上のものがあるのだと、改めて思いました。

消えゆくアイリッシュパブの文化と伝統 〜 アイルランドワーキングホリデー 2 ワーキングホリデー通信
パブは内装も古ぼけて見えるのがベター!
このパブには古いアンティーク(ガラクタ?)や
壁掛けがたくさん飾られていました。
 そもそも「パブ」とは「パブリックハウス」、つまり“公共の家”を意味するのであり、いわば地域住民の“リビングルーム”の役割も果たしてきた場所。お酒を飲みすぎるきらいがあるアイリッシュがお酒を控えるのは良いことだと思いますが、それによってアイルランドのパブが減ってしまうのは残念です。これからのアイリッシュパブの役割を現代風に変えてゆく<過渡期>に来ているのかもしれません。
2011年02月25日(金) written by Uisce 『エール備忘録』 from (アイルランド)
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