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現在のジャパレス(日本食レストラン)事情 〜その1 オーストラリアワーホリ

 ワーホリの仕事の定番と言えば、ジャパレス(日本食レストラン)ですね。
私が、2004年にワーホリでオーストラリアへ入ったとき、さっそく始めた仕事がジャパレスのウェイトレスでした。
 当時のジャパレスと言うと、時給は違法の低賃金、ローカルジョブ(現地のオージー達の職場)の時給が14ドルぐらいに対して、ジャパレスは7ドル〜、酷いところでは6ドル台。無給トレーニング2日間〜1週間。賄い代接収、税金は払っていない、と言った阿漕な商売をしているジャパレスがほとんどでした。(悲しいことに、今でもそんなことをやってワーホリをいい様に利用しているとこもありますが・・・・)。
 ですが3ヶ月しか働けない(当時の法律ではワーホリは一つのところで、3ヶ月以内しか働けませんでした。)ワーホリメーカーにとって、仕事探しは難しく、不法賃金だとわかっていても、止む終えず了承しざるおえない状況、AUSの法律を解っていない、わかっていても、労働基準監督署に訴えたくても、仕事を失いたくないので訴えない、そんな気持ちを持つワーホリメーカーの足元を見て、いいように利用していたジャパレスが多かったのです。


6年前はその様な状況でしたが、現在はどうかと言うと、かなり改善されています。 昨今のオーストラリアはインフレの影響で6年前に比べると、家賃は二倍近く、その他の物価もかなり値上がりしてますが、当然、労働賃金も値上がりしてます。昔だったら、それはローカルジョブだけの話、ジャパレスやコリアン、チャイニーズ系には関係なく、相変わらず違法就労のまま低賃金でした。
 ですが、今はきちんとジャパレスにも反映されてます。最近は、税金を払っていないところを探すほうが難しいくらいです。そして、給料もローカルジョブと変わらないほど、もしくはそれよりも多いぐらいの日本食レストランもあります。ジャパレスの時給は低いところで、12ドルぐらいから(酷い所では未だに10ドル)、一番いいところで17.88ドルです。ローカルのカフェでも、15、16ドルスタートが多い中、このような高額な時給を支払ってる日本食レストランがあるのはびっくりです。ですが、これだけ払うのだから、誰でもいいというわけではなく、ホスピタリティの経験があるか、礼儀正しいか、英語はきちんと話せるか、清潔感があるか、など雇用側の求めている部分も厳しくなります。

私の住んでいる街パースは、何年か前に日本食のレストランや、テイクアウェイショップ数件が、違法賃金を摘発されて、莫大な罰金を支払うことになったそうで、それ以降どこも最近は法律に準じて明るい経営をしているところが増えてきているようです。

 ですが逆に、そんなジャパレスの昔の阿漕な商売体制を知ってか、低賃金でアジア人を雇用しようとしてるオージー経営のカフェが増えてきてるのにびっくりでした。

 この様に、一昔前は、ジャパレスと言うと、ワーホリメーカーをいい様に利用してるという悪いイメージがあったのですが、最近は時給もよくなり働きやすくなってるようです。



(オーストラリアは州連邦国なので、州によって法律や情勢が違います。よって中には、他の州にはあてはまらないこともありますので、その辺りは御了承ください。時給は州により違います。)


2010年12月17日(金) written by SEOYUKI from (オーストラリア)
Comment(2)


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この記事へのコメント

2013/06/26/20:29
オーストラリアジャパレス。
この話信じられませんね
未だに自分も10ドルだし、税金も引かれず手渡し。豪州社会に寄生しているジャパレスの多いこと


masa 2013/03/31/16:54
2013年現在もジャパレスは10$前後が普通です。ひどい所では6$、もちろんTaxなしの手渡しが殆どです。帰国前に全部のそういうジャパレスを全部訴えてやろうかと思っていますよ。(Gold Coast)

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