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来年1月から電気料金値上げ!政治との繋がり

 先日電力会社Vattenfallから今年の超過電気代金の請求書と来年1月からの電気代の値上げについての案内が届きました。

さて、どうして値上げするのかを説明しているパンフレットには、ドイツ現政府が掲げた新エネルギー法EEGにより、地球にやさしい風力と太陽熱発電を推し進めており、それらの電力をさらに大量に生産していくためであるというが。そして、この電力は地球にやさしく、積極的に自然保護方針をとっているドイツは世界の中でも自然保護政策を積極的に行っている先進国である、このことはドイツ国民の誇りと思わなければ、のようなニュアンスのことが書かれています。そして、いわゆるエコ税が電力料金の40パーセントを占めているので、私たちだけがいただいているわけではないのです、とも。つまり、メルケル政権によって掲げられたエネルギー法改正が原因であるよう。メルケル政権では、前政権の緑の党と社会民主党が勧めてきた脱原子力発電と反対に、原子力発電を12年延長することにしたり、太陽熱や風力発電を高額で政府が買い上げているです。最近ドイツでは、緑の党の支持率が(コンサバな南ドイツでも)急速に伸びてきているし、国民の現政権への反発も強くなってきています。

さて、環境問題を手がけているドイツの環境省(BMU)のサイトを見てみると、子供向けサイトもあり、自然保護教育も大変熱心なドイツなのだということがわかります。この省が手がけている事業についてだけでなく、気候変化、リサイクルや自然/動物保護などについてわかりやすく説明しているほか、環境保護大臣の子供番組でのインタビューにて自然保護についてわかりやすく説明していたり、とてもフレンドリーなイメージ。ドイツの自然保護活動は国民一人一人の自然に対する考えや日々の生活態度から生まれるとも思うが、私がドイツで生活していて思うことは、特に教養のある人々は自然保護に関心があり、古いものを大事にしたり、プラスチックではなく木などの自然素材を長く使う、生活ルールを守る人々が大変多いということ。最近ではエコ感覚は自然にドイツ人の生活の中にすでにあるようです。

2010年12月07日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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