PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
201011193613

オーストラリアの雇用体系&最低賃金

 今回はオーストラリアの雇用体制を簡単に説明します。
雇用体系は、大きく3つに分かれていて、フルタイム(週40時間ぐらい)、パートタイム(週10時間〜20時間ぐらい)学生ビザ保持者の人達がたいていパートタイムで働いてます。そして、カジュアルと別れます。このカジュアルと言うのは、不定期なポジションで、必要なときだけ働きます。店側から、今日人手が足りないからとか、予約が多いから入って、などと必要に応じて呼び出され、働きます。シフトに固定されはいない状態なので収入を生活のあてにしてる人には、よくないですね。週に1,2回入れるか入れないかぐらいだったり、1週間何も連絡なかったりなど。ですが、そんな不安定な分、時給はちょっと高めに支払われます。通常の時給の25%増しぐらいです。

そして、公式的には土曜や日曜や祝日はダブルペイ、平日の時給の2倍と設定されてますが、実際、土曜日は同じ時給で働かせてるところが多いようです。ちなみにバスドライバーは日曜日の賃金が平日の3倍になるらしくて、日曜日にバスに乗ったとき、運転手さんが「今日は最高の日だよ〜、今日は給料が3倍なんだよ〜♪」とニコニコして話しかけられたことがありました(笑)

オーストラリアは、州、そして職種別に最低労働賃金が細かく設定されてありますが、豪州全土では、最低賃金は14.31ドル/1時間 です(毎年変わってます)。ですからこれ以下の賃金は違法です。

 中には、ジャパレスやコリアン、チャイニーズ系の低賃金労働状況を知って、アジア人を雇えば安く済むと勘違いして、違法な低賃金を表示してくる悪質オーナーがいるかもしれません。未だに10ドルのところもあります。8ドルも聞いたことがあります。
 働き始めたはいいが、時給が安い、タックスファイルナンバーを聞いてこない(税金を払う気が無い)、キャッシュペイ(現金支払い、帳簿に載らない)でという条件を出されたら、注意したほうがいいです。


最低賃金など、詳しく調べたい方はこちらをhttp://www.fairwork.gov.au/pages/default.aspx
労働賃金でトラブルなどあれば、こちらで相談に応じてくれます。
http://www.fwa.gov.au/index.cfm?pagename=minlatest

余談ですが、実際、採用してもらっても、たいていどこのお店も、最初はあまりシフトに入れてくれないところが多いです。一週間にどれぐらい働けますか?と聞いても、だいたい、「あなたの働き次第です。」と返ってきます。
「あなたが、よく仕事ができれば、毎日でも入れてあげますし、そうでもなければ週2,3ですね…」等、言われます。ほんとその人の頑張り次第ですね。そんな中でも、日本人はよく働くと結構評判はいいみたいで、最近、イタリアンレストランでは日本人を雇うところも増えてるようです。このように、ワーホリの先輩方のがんばり次第で、後のワーホリの方達の就職先の需要が広がっていくのはいいことですね。いい仕事が見つかるように頑張りましょう。

(オーストラリアは州連邦国なので、州によって法律や情勢が違います。よって中には、他の州にはあてはまらないこともありますので、その辺りは御了承くださいませ。)


2010年11月19日(金) written by SEOYUKI from (オーストラリア)
Comment(0)


オーストラリア関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。