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お気に入りの美術館 モロー美術館 〜 フランスワーキングホリデー

お気に入りの美術館 モロー美術館 〜 フランスワーキングホリデー 1 ワーキングホリデー通信
住居部分
パリには数え切れないほどたくさんの美術館がありますが、何度か足を運んでいるお気に入りのひとつはモロー美術館です。かつて彼が住居兼アトリエとしていた建物を改装して美術館にしてあり、画家の存在を身近に感じられる特別な場所です。
お気に入りの美術館 モロー美術館 〜 フランスワーキングホリデー 2 ワーキングホリデー通信
モローの寝室
ギュスターヴ・モローは、19世紀の象徴主義の先駆者といわれる画家で、聖書や神話の世界を題材に、人間の内面に訴えかける作品をたくさん描きました。神秘的で詩情をたたえた独特の作風は、世紀末の画家や作家などに熱狂的支持者を持ちましたが、20世紀に入ると、しばらくは忘れられた存在でもありました。
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螺旋階段の上から見た展示室
モロー美術館では、彼の描きたかった世界がより分かりやすく伝わるようにと、生前の画家の指示通りに作品が展示されています。架けられている大作は未完のものも多いですが、膨大な数のデッサン、水彩画、パステル画なども見られます。これらは特別にあつらえた可動式の展示家具に収納されていて、宝物をさがすように、ひとつひとつ開けて見ていくことができます。画家が完成までに費やした時間や努力のあとが見て取れ、心を打たれます。
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サロメの画家としても有名(絵は部分)
たとえば、ポーズの研究。体の向きやひねり具合を何度も変えて、作品に一番ふさわしいバランスを探っていたり。また、モローの絵は主題が聖書や神話なので、登場人物たちの顔は劇的な場面であってもクールな雰囲気なのですが、デッサンのなかには生き生きとした人間を描いたものもあったり、意外な発見があるので、見ていて興味が尽きません。こういったデッサンや習作のあとに、完成作を見ると感動もひとしおです。
個人的には、透明感のある水彩画が好きです。宝石のような鮮やかな色彩は、ため息がでるほど美しく、時を忘れて見入ってしまいます。

美術館は9区のラ・ロシュフーコー街にひっそりとあります。想像力を喚起するモローの幻想的な世界にひたってみてください。
2010年11月16日(火) written by チェリープラム from (フランス)
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