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今アイルランドで一番「旬」な人 〜 アイルランドワーキングホリデー

 今回はちょっと芸能ネタです。

 普段それほどテレビを見るほうではないのですが、なぜか好きで毎年見てしまう番組が「公開オーディション番組」。特に<The X-FACTOR(エックスファクター)>というイギリス系の公開オーディション番組を、1年目から好んで視聴しています。

 この番組の趣旨は、数回のオーディションを通して審査員たちのおめがねにかなった参加者たちが、毎週末にライブ・パフォーマンスを番組内で行い、視聴者による一般投票と審査員たちの判断により、1人ずつ参加者を落としていきます。そして最後に優勝者が決定したあかつきには、その人にデビューアルバムを約束する、といったもの。

 特にこの番組の何が私を惹きつけるのかというと、色んな考えやバックグラウンドを持った人たちが、老若男女・国籍関係なく、同じ目的で同じ場所へ集結して他の出場者たちと張り合う――、といったところです。本当に歌が上手だけど家庭の事情であきらめないといけなかったとか、逆にとても“音痴”なのに「自分は歌の才能があり、世界の人気者になれる!」と信じる前向きな人たちなど、本当に様々なキャラクターの参加者が登場するので、なかなか興味深いです。

 さて、この公開オーディションはダブリンでも行われるため、アイルランドからの参加者が毎年活躍するのも半ばお約束(笑)。現在1人のアイルランド人女性が「旬の人」として、連日新聞や雑誌などをにぎわせています。彼女の名前はメリー・バイアン(Mary Byrne)、50歳のシングルマザー。
 いかにもアイルランドの強くて元気なお母さんといった風体の彼女なのですが、彼女の今までの生活は必ずしも楽なものではなかったそう。25歳になる娘のデビーを身ごもった時に、デビーの父親、つまりメリーの彼氏に捨てられ、経済的に大変な思いをしながら娘を一人で育てたのだとか。

 そういった彼女の同情を誘うプロフィールも手伝って、今やメリーはアイルランドで最も話題の人となりました。しかも彼女はこの番組に参加するまでは、地元のテスコ(英系スーパーマーケット)のレジ打ちの仕事をしていたところから、テスコが彼女をバックアップ、「メリー・バイアンに一票を!」といった社内メールを従業員たちに送信したりで、他の参加者たちから「大手のスーパーマーケットをバックにつけるなんて、ズルイ!」と文句も出ているとか出ていないとか。

 上記のような記事を大きく報じるのが、芸能誌やゴシップ誌などのみならず、アイルランドの全国紙まで必死になって取り上げるところが、アイルランドらしくて面白いです。でも、今は不景気でこの国も元気がありませんし、冬時間も始まって陰鬱な気分になってしまう中、メリーのような人が自分の苦境に負けず、彗星のように現れてくれたことで、私たちも明るい気分になれたような気もします。

<X-―ファクター>は現在TV3で毎週土・日の午後8時から放送中。この番組を見ておけば、アイルランドの人たちとの話題に気軽に入っていける……かも!
2010年11月05日(金) written by Uisce 『エール備忘録』 from (アイルランド)
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