トスカーナ 〜オルチャ渓谷〜　イタリア旅行 | イタリア

ピエンツァの聖堂。

イタリア中部トスカーナ州にある「オルチャ渓谷」へ行ってきました。
ここは2004年に世界遺産に登録され、どこへ行っても素晴らしい景観が楽しめます。
その中で、ピエンツァという人口２０００人強の小さな町で車を止めて観光することに・・・目抜き通りを 歩いても全長４００mぐらいしかない、本当に小さな古い町。
イタリアのどの町に行ってもそうなのですが、まず中心の ドゥオモ（大聖堂）へ向かうのが、イタリア旅行の基本です。

ワインやチーズのお店もいっぱい！

途中でジェラートを買ってちびちび食べながら歩き、 ピオ２世広場から15世紀に建てられたドゥオモを眺める・・・ 500年以上、ほとんど変わらない景色が、自分の目の前に広がっているんだな〜と思うとなんとも言えない感動です。
さすがにワインやチーズを売っている店が多く、 中心部にはペコリーノ・チーズのニオイが蔓延。
この辺の特産物らしいですが、あの強烈なニオイが苦手な人にはつらい通りかもしれません（笑）

町から見えるオルチャ渓谷

丘の上に建てられた町ピエンツァから眺めるオルチャ渓谷も本当に素晴らしいです。
回りを遮るものが何もない広大な丘陵地、その昔中世時代にはここを通ってローマへ、エルサレムへ、多くの巡礼者たちが通った道が、現在も残っていますが、そういう歴史がぎっしり詰まった光景も楽しめます。
そして特に夕暮れが印象的。
本当に真っ赤な夕陽がゆっくり沈んでいくのを見るのは、何年振りでしょう！！
余談なのですが、目抜き通りとカステッロ通りに つながる小さな路地についた名前が
Via della Fortuna
Via dell'Amore
Via del Bacio
と書いてありました。
「幸運な通り」に「愛の小道」そして極めつけが
「キス通り」 ♪
あ〜、イタリアにいるんだなぁと実感し、 思わず笑ってしまう小道の名前です。

夕暮れ、糸杉が赤く染まります