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韓国滞在 上級編 モラン市場

韓国滞在 上級編 モラン市場

 韓国旅行での市場と言えば、南大門市場、東大門市場を始め、海鮮の有名なシャガルチ市場、漢方の有名なキョンドン市場などがよく知られている。韓国滞在にも慣れ、もっと激しく土着生活を感じたいという方にお勧めなのが、ソウルのソンナム市にあるモラン市場だ。

 広場一帯に広がるパラソルとシート、一見して「フリマ」のような様相だが、野菜果物から魚介類、日用品に至るまでところせましと商品が並んでいる。ここまでは活気のある市場だな〜というくらいだが、より奥に進んでいくと生きた鶏やウサギ、犬が檻に入れられている一角に出会う。暑いさなかの栄養食として代表的なのは鶏の体の中にもち米やナツメなどをつめて煮込んだサムゲタンであるが、食用犬を用いた料理があることも有名である。「ポシンタン」は夏の滋養強壮に良いと言われ、オーダー可能な食堂を探すことはそれほど難しいわけではない。しかし、養犬場と大々的に宣伝している場所はないし、そういった犬を見ることも難しい。この市場では鶏などと一緒にそうした犬も販売されている。犬を料理に使うことについて、国内外から野蛮だという批判もあるが、その国内外においても犬以外の動物を食するのだから簡単に断罪はできない。犬好きな方には耐えがたい空間であろうが、この市場以外でも生きた鶏をその場で加工する場面を見ることはよくあるのだ。

 ただ日本で暮らしている限り、生きた動物を加工して食べるその経緯を五感で実感することは少ない。犬についての善し悪しはともかく、人間が生きるということを考えざるを得ない貴重な重い経験になると思う。気軽にぜひ行ってみて、とは言えないが、韓国のまたある一面に触れたい方にはお勧めだ。ただ市場の方も遊びではないし、国内外の声も当然知っている。写真撮影などは自重したい。
2010年09月07日(火) written by Kao from (韓国)
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