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夏の食べ物…ポシンタン?!

夏の食べ物…ポシンタン?!
補身湯(ポシンタン)
 まだまだ日本は、残暑厳しいと効きましたが、韓国では、少しずつ雨が降り、秋の匂いがしてきました。
まだまだ暑い日本の為に、韓国での『夏の乗り切り方』をご紹介します。

韓国では、もちろん、暑い夏の日に、冷たい冷麺を食べたりもしますが、"以熱治熱(イヨルチヨル)"=熱でもって熱を制すると言う言葉がある位、暑い夏の日に暑いものを食べて夏を乗り切ろう!と言う習慣があります。

夏の食べ物…ポシンタン?!
参鶏湯(サムゲタン)
韓国では、毎年夏にポンナル(伏日)と呼ばれる日が3日あります。それぞれ初伏、中伏、末伏と呼ばれていて、初伏から末伏までの期間が1年で最も暑いと時期とされ、その期間のことを三伏(サンボッ)と言われたりしています。またこの期間の暑さをサンボットウィ(三伏の暑さ)と言ったりし、その日には、暑いものを食べて、夏の暑さを吹き飛ばします。
日本だと、土用の丑の日みたいな感じですね。

このポンナルには、サムゲタン(参鶏湯)をよく食べにいきますので、ポンナルは、サムゲタン屋さんは、一杯になります。
元々、韓国では、このポンナルには、ケジャングック(犬肉の煮込みスープ)を食べてきました。ソウルオリンピック時に、海外から犬肉を食べるのは野蛮だと批判され、お店からは、ケジャングックと言う看板はなくなり、海外のお客さんがわからないように、補身湯(ポシンタン)に名前を変えたと言われています。
最近の若い世代の人は、食べる人も減ってきましたが、疲労回復や精力回復にとてもいいので、まだまだ韓国では食べる人も多いという事です。

夏の食べ物…ポシンタン?!
参鶏湯の中には、
色々体にいいものがたっぷり。
とってもおもしろい(?!)のは、韓国では昔から、犬肉は大衆の食べ物だったため、初伏、中伏、末伏という名前をもった犬がいてたそうです。家で、初伏、中伏、末伏という名前の犬を飼って、初伏、中伏、末伏になったら食べるという文化だったのでしょう。実際聞いた話では、初伏、中伏、末伏という名前を呼んだら、食欲がわくのだとか。なんとも韓国らしいお話でした。
また、ケンカしている時、激しい殴り合いのケンカをしていたりしたら、『ポンナル、犬を殴るみたいに、殴りあってるね』と言うことわざもあるそうです。

今は、だいぶ減りましたが、『犬を食べる文化』韓国。
こうして、夏の暑さを吹き飛ばしていたんですね。

もう夏も終盤。夏バテを吹き飛ばしに、韓国にサムゲタン、もしくは、補身湯(ポシンタン)を食べに来ては?
2010年08月31日(火) written by マルコ from (韓国)
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