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デンマークの俳優、知っていますか?

前回はデンマークの映画についてお話しましたが、今回はそれにまつわる俳優さんをご紹介します。
日本ではあまり見ることがないデンマーク映画ですが、こちらでデンマークの映画やテレビドラマを見ていると、結構な割合で同じ俳優を見かけることが多いです。まあ人口が500万人強という少ない国ですので、俳優も少ないので必然と言えば必然なんですけどね。

デンマークで一番有名な俳優といえば、やはりマッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)。デンマーク映画のみならず、007カジノ・ロワイヤルでハリウッドデビューも果たした世界的に有名な俳優です。最近ではココ・シャネルの人生を描いたフランス映画『シャネル&ストラヴィンスキー』で準主役のストラヴィンスキー役もしているのでご存知の方も多いのでは?
ソフトな役も悪役も自在にこなす役幅の広さから、デンマークで最も愛されている俳優と言えるのではないでしょうか。渋くて味のある、大人の男性の魅力を感じるので私も陰ながらファンです。端正な顔立ち、44歳にしてモデルもこなすマルチメディアな活躍っぷり。

国外ではそれほど有名ではないものの、他にデンマーク国内で著名な俳優はアナス・W・ベアツルセン(Anders W Berthelsen)。日本でも人気になったドグマ映画『幸せになるためのイタリア語講座』(原題:Italiensk for begyndere)で主役の神父役をしていた俳優、と言えばわかる人がいるかも?現在は舞台業にも力を入れているそうですが、デンマーク映画をいくつか見れば彼の出演をちょくちょく見つけることでしょう。彼も役幅が広くデンマークのアカデミー賞にもノミネートされ、実力派俳優のひとりです。

若手俳優(といっても30代後半ですが)で断然人気なのがニコライ・リー・カース(Nikolaj Lie Kaas)。決してハンサムな訳ではないのですが、ワイルド派とでもいうのでしょうか、とにかくデンマークの映画界でひっぱりだこで、映画やテレビでなんだかしょっちゅう見かける顔です。特にスザンネ・ビアの作品に出演することが多く、『ある愛の風景』(原題:Brodre/oはoにスラッシュ)では主人公と禁断の愛を育む義理の弟役として出演していました。見れば見るほど味のある俳優というか、個性派で魅力的な俳優です。

最後に女優を。デンマーク女性は美人と形容されがちですが、意外と?デンマークのテレビや映画で『おお!』っと思うほどの美人女優はあまりお目にかかりません。みんな一癖二癖あるタイプ、街を歩いている若い女性は結構綺麗な人が多いのですが、美しさよりもやっぱり演技力や個性なのかな?と思います。パプリカ・スティーン(Paprika Steen)は一線で活躍するデンマーク人女優ですが、初めて彼女を作品で見た時の私の印象は『え?彼女がデンマークを代表する女優?』と失礼ながら少し驚きました。あまりに普通のおばさんでしたから…でもいろんな映画を見るにつれて、彼女の飾らない自然な演技力に圧倒。映画のみならずテレビや舞台でも活躍する実力派女優であることに納得です。

デンマークの映画を見ていれば必ず今回挙げた俳優を目にすることになるので、そこまで俳優に興味はなくても自然と顔を覚えるというもの。彼らはコペンハーゲンに在住、普通にバーやお店で見かけられることもあるそうですが、デンマーク人は有名人を街で見かけても誰も騒がないし気にしないのだそうです。(でもこっそりチェックはしてる)
なのでコペンハーゲンのシティでいつか彼らを見かけることもあるかもしれませんね!
2010年08月06日(金) written by 重千代 from (デンマーク)
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