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ドイツのキリスト教

ドイツのキリスト教

ドイツには教会税というものがあり、最大で所得の10パーセントほど支払うことになり、かなり高額。洗礼を受けている人たちはこの教会税を支払っているようですが、最近ではこの教会税を支払いたくない、支払えないという理由でも信者を退会する人がとても多く、キリスト教離れしている人が多くなり、信者の減少に悩まされてきたのに、それに拍車をかけるようなたくさんの事実が浮上、ドイツでも問題になっていました。

まずは、先週始め聖職者として復職したプロテスタント教会の最高責任者であるケースマン氏が今年2月に飲酒運転で信号無視で逮捕され、辞任するという報道。
彼女は初の女性協会評議会の議長に去年10月に就任したばかりでした。

そして、カトリック教の修道院や孤児院で神父など聖職者にあたるものが、過去数十年の長い間に子供たちに対して性的虐待やいたずらをしていたという事実がアメリカからヨーロッパに渡るまで広い範囲で明らかになりました。
さらに、ドイツ出身であるローマ法王ヴェネディクト16世が就任前の教理省の長官であった時期に、性的虐待した神父の処分を見送っていたという疑惑も飛び出したのです。

そしてバイエルンのカトリック教会の神父も性的虐待や暴力をしたという事実は浮上し、処分を受けたばかり。まだまだ事実が浮上してくるのではと言われていますが、春先のドイツでのニュースやマガジンの話題もこれが持ち切りでした。

私の住むベルリンでは、きちんと洗礼を受けている信者は10パーセントほどで、あまり宗教観をかんじさせないところです。
近くの教会は子供服の古着バザーをしたりというイベント的な集まりの場でありますが、カトリックやプロテスタント教会の幼稚園や小学校に子供をぜひ入学させたいというご両親はとても多いです。ドイツでは生活の一部に教会があり、信者になるというよりは道徳を学んでいくという場にあるようですが、今後ドイツの人々の宗教に対しての考え方がさらに変わっていくのではないかと思っています。
2010年06月08日(火) written by まっちょ from (ドイツ)
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