PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
201006013369

肉の買い方

肉の買い方

 韓国で自炊するようになると食材の調達が必要だ。大手の巨大スーパーは食料品から日用品までなんでもそろうし、買い物はしやすい。しかし、せっかく韓国にいるのだから、地元の小さな市場やスーパーを利用してみたいと思う人は多いだろう。

 小規模の市場はもとより、地域のスーパーでは八百屋、魚屋、肉屋がテナントとして入っていることもある。それぞれ主人がいて、仕入れから接客までやっているようだ。そこでは、鶏肉ひとつ買うのも韓国語が重要な役割を担う。
 そもそも部位別にパッケージングして売られている日本では、自分が必要なものを誰にも断らずカゴに入れればOKだが、そういった小型店舗では「あれ??胸肉がない。もも肉がない??」となる。それもそのはず、鶏が一羽丸ごと5000ウォンから10000ウォンくらいで売っていることも多いからだ。それを買うと「何の料理するの?」と聞かれ、お店のご主人がその場でさばき、肉の部分を上手に取ると最後に骨も袋詰めにして渡してくれる。

肉の買い方

 焼き肉で使う三枚バラ肉や、いわゆる切り落とし肉、ひき肉も、その場で加工してもらうことが多い。しゃぶしゃぶ用とか、チゲ用とか、カレー用など、料理名を伝えるとそれに向いたかたちにしてもらえるのだ。メニューは後で決めよう、などと思っていると、肉屋でとっさに言葉が出てこない。
 慣れてきたら毎回300グラム買うのもめんどくさくなり、一度にひき肉やバラ肉をキロ買いして冷凍することも多くなった。

 鶏と一緒に渡された骨は、スープのだしをとる。なるほど、確かに鶏ガラスープに使えば、最後まで使い切った感じで気持ち良い。日本のスーパーの売り場を見ると便利でやっぱりほっとするが、韓国に暮らす外国人にとっては、店の主人とだんだん仲良くなるのも楽しいし、下町風の温かい交流もとてもありがたかったりするのであった。

2010年06月01日(火) written by Kao from (韓国)
Comment(0)


韓国関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。