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デンマーク流スナック=野菜?!

デンマーク流スナック=野菜?!
スナック用?のミニサイズ野菜
こちらにきてカルチャーショックと呼べるほど大きくショックを受けたことはないのですが、日常生活において小さな違いを発見することは多々あります。
例えばデンマークのセブンイレブン。唯一と言ってもいいこちらでのコンビニなのですが、品揃えの中に気になるものが。なぜか野菜が置いてあるんです。しかもレジの前に。

日本のコンビニでも野菜が買えるところは少なくないと思うのですが、日本のものとの大きな違いは『スナック』として売られていることです。
プラスチックのシェイク入れのようなものに、細めのニンジンやミニサイズのキュウリなどが詰め合わせて売られているのですが、そのパッケージには堂々と『スナック』と書かれています。そう、デンマークではスナック代わりに野菜をそのままかじるんです!ちょうどウサギのように…

デンマーク人の子供のお弁当を見れば、野菜スティックが入っていることはしばしば。幼児だけではなく赤ちゃんにも歯が生えてくればニンジンをかじらせます。え、すりつぶしたりしないのかって?しないんですね〜これが。
豪快で確かに歯には良さそうですが、固すぎやしないか、固まりをそのまま飲み込んでしまわないかなどと、見ていていつも心配になります。食べ物に限らず、デンマークでの子育てはかなりいろんな意味で豪快なのですが…。

子供だけではなく大の大人もニンジンを道端で歩きながらかじっている光景を見ることもあるでしょう。これにはいつまでたっても慣れず、いつ見てもちょっとぷっと笑ってしまいそうになります。まあ野菜をスナック代わりに食べることは確かにヘルシーですし、こっちのニンジンは日本のと比べてとっても甘いので、納得できないこともないのですが。それにしても、電車の中や、道端でバリっとかじらなくても…。

これはデンマーク人だけではないようで、ドイツ人の友人も学校にておもむろに鞄から何かを取り出したかと思えば、それはなんと赤ピーマン。さすがに細めに切ってはありますが、おもいっきり生です。これを小腹が空いた時に、バリっ!とかじるのです。その光景があまりにもシュールだったのでついじっと見てたら『お腹空いてるの?いる?』と勧められました。(笑)まあ食べてみたらこれも日本のものより甘みが強いので、これはこれでおいしいんですけどね。

もちろんチョコレートやポテトチップスなどもコンビニで手軽に買うことはできるのですが、赤ちゃんの頃から日常的に野菜をスナック代わりにとる習慣があるから、デンマークにアメリカやオーストラリアほど肥満の人がいないのかもしれない、と思いました。

デンマークにて公共の場で、野菜を丸ごとかじることを何とも思わなくなったら、あなたもデンマーク人の仲間入り?!
2010年05月14日(金) written by 重千代 from (デンマーク)
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