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イタリア鉄道とミラノ中央駅

イタリア鉄道とミラノ中央駅
ミラノ中央駅。
イタリア国鉄の運営する国内区間が約16000km、その他民間会社の運営が約3000kmと、イタリアはヨーロッパ内でも「鉄道王国」の一つに数えられる国です。
が・・・それと同時に「遅延」「ストライキ」も頻繁に起こり、旅行者(もちろん在住者も)にとって悪名高きイタリア鉄道でもあります・・・(旅行される際には、鉄道のストライキ情報を収集する事は何においても最優先してください!)
イタリア鉄道とミラノ中央駅
赤い矢という名前の列車:フレッチャロッサ
2008年にお目見えした、イタリアが誇る(?)高速鉄道「フレッチャロッサ」は「赤い矢」という意味ですが、これがなかなかの優れもの。
今までミラノーローマ間を4時間半で結んでいた「ユーロスター」列車から1時間の短縮、3時間半で運転される事になり、ビジネスマンをはじめ、旅行者にとっても嬉しいニュースの一つです。
鉄道ファンにしてみれば、その美しい「デザイン」も喜ばれているのだとか。
イタリア鉄道とミラノ中央駅
改装した中央駅構内
そしてフレッチャロッサ運行に合わせて改装・修復がすすんでいたミラノ中央駅も同年2008年に改装を終え、それまでのリバティ様式を残しつつ、新しいデザインを組み入れた駅として生まれ変わりました。
(以前の駅もあのフランク・ロイド・ライトが『世界で一番美しい駅』と絶賛したものでした)
ホームに行くまでの通路が明るく、そして若干広くなったので大きなスーツケースを持っていても動きやすくなった感じがします。
このミラノ中央駅というのは、イタリア国内の中でもローマ・テルミニ駅に次ぐ乗降客数(1日約32万人)で、それ以上にヨーロッパ内においても重要な駅の一つでもあります。ここからリヨンやアムステルダム、チューリッヒ、バルセロナへと国際列車が発車・到着するのを見るのは島国日本では見られない光景で、なかなか感動的でもあります。

イタリア鉄道とミラノ中央駅
電光掲示板。遅延情報もここに出ます
このヨーロッパでも一番美しいと言われるミラノ中央駅。
スリやドロボーがまた多いのも悩みの種ですが、持ち物には十分に気をつけて、その美しいデザインを堪能してください。
2010年05月14日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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