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果物日韓比較

 果物について日本との違いを感じた事柄がいくつかあるので紹介したい。韓国でも食後のデザートに季節の果物を食べるがあるが、皮をむいたりをキッチンでごそごそとしないのが印象的だ。
果物とナイフを持ってきて、みんなの前で切り分ける。女性たちは慣れているのかパイナップル丸ごとでも上手に切っていく。緊張するのでキッチンでやろうとすると「座ってやりなよ」と言ってくれることから多分、韓国ではその方が落ち着くのだろう。パイナップル丸ごとに至っては「どこから手をつければいいんだろう?」と固まった記憶も。

 次にミニトマト。日本では野菜としてサラダや料理の彩として使われることが多いが、韓国ではイチゴもどきだ。ざる一杯のミニトマトを水で洗って、真ん中にどんと置く。ヘタを取りながらぱくぱくと口の中に放り込んで食べる。一人十個や二十個食べることも珍しくない。砂糖をつける人もあるようだが、砂糖なしでも日本より甘い。大盛りのかき氷パッピンズにトッピングされたり、遠くから見るとチェリーかイチゴに見えるミニトマトショートケーキなど、完全にフルーツの仲間である。

 もう一つは「チャメ」という瓜だ。黄色いプリンスメロンのようなもので、初夏から夏によく食べられる。プリンスメロンよりは皮の模様がはっきりと「うりぼう」になっているが味はほぼ同じ。日本では種がたくさんはいっている部分をそいで実の部分をいただくが、こちらでは皮をむいて種ごと全部食べる人が多い。確かに種がぎっしり入っているそのあたりが一番甘いのだが、消化されずにそのままトイレに出てくるし、食べ慣れないと食感に違和感があるので日本人は種の部分を落とした方が食べやすいかもしれない。逆に韓国人が日本に来てプリンスメロンを食べたらそのまま全部食べそうだし、捨てたらもったいないとアジュンマに怒られそう、とほくそ笑んでいる。ささいなことだけど、気づくと結構面白い。


2010年04月20日(火) written by Kao from (韓国)
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