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韓国で「あたる」もの

 韓国には「물갈이(ムルガリ)」という言葉がある。田んぼの水を入れ替えることから、メンバーの総入れ替えなどにも使う。「ムルガリした」というと、旅先などで水を含む生活環境が変わって体調を崩すことを指す。日本でも「生水は飲まないこと」と言われるが、韓国でも水は要注意らしい。今回は韓国で「あたるもの」の話をしよう。

 日本人は概ね水より先に唐辛子に胃腸を荒らされる。免疫がつき「やみつき」になり、気づいたら依存気味にもなるのだが、自ら辛いもの好きと信じ込んでいる人々でさえ、毎日大量に食べていると処理不能に陥るから人間の体は不思議だ。

 また冬に生ガキやカニが美味しそうなのは韓国でも一緒だ。カキはキムチの薬味に漬けたり、ご飯と一緒に炊いたり、ジョン(ピカタみたいなもの)で食べることが多い。冬のカニは丸ごと蒸して黙々とほじって食べることもある。生ものが要注意なのは言うまでもないが、先の水が変わることと関連するのか、火を通した魚介類も油断ならない。火の通しが甘かったのか定かではないが敏感に反応する人がいる。

 そしてもう一つ紹介したいのはコチュジャンベースのたれに漬け込まれた豚肉のカルビやバラ肉だ。焼く前から真っ赤で火を通しても色の変わりが見えにくい。美味しそうな香りにフライングすると「大当たり」をすることがある。
 もしもあたってしまったら、水分補給に気をつけて食べずに出し切るしかない。とはいえ、本当にしんどいときは、韓国の薬局に行き薬剤師に相談しよう。病院に行かなくても意外と安く薬を買える。日本の薬より強いという話もあるので小柄な人は量を考えたりすれば持参薬がない時の大きな味方だ。無理をして本当に動けなくなる前に打てる一つの手である。ちなみに、ひどい二日酔いに悩まされたときも、薬局にかけこめば笑いながら鎮痛剤や栄養剤を売ってくれるので覚えておこう。
2010年02月09日(火) written by Kao from (韓国)
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