PageTopワーホリネット | ワーキングホリデーとは
200910163000

生け花と絵画の融合 〜 イタリアで日本の普遍的な価値観 〜

生け花と絵画の融合 〜 イタリアで日本の普遍的な価値観 〜
ギャラリーのあるCerva通り。
ミラノの中心部 Cerva通りにあるギャラリー「Arte - Moda」で開催中の生け花と絵画展を見に行ってきました。
このギャラリーは普段19世紀〜20世紀のイタリア人画家の作品を取り扱っており、またその時代の家具なども配置されていてとてもエレガントなギャラリーとして知られています。
(オーナーも素晴らしくエレガントな女性)

生け花と絵画の融合 〜 イタリアで日本の普遍的な価値観 〜
ギャラリー「Arte-Moda」
日本の生け花(立花や投げ入れ、茶花など)は、もちろん日本家屋にこそ、最もふさわしいと思うけれど、こうしたヨーロッパ的な雰囲気の中で融合できるのも素晴らしいと再確認できた展覧会でした。
いまや生け花をはじめ、日本の伝統文化(茶道や書道、”道”とつくあらゆるもの)はそれこそ世界中で知られるところですが、どこの国でもそれなりに受け入れられているという事は、国境を超えてもその根底に流れる「普遍的な価値観」は同じという事だと思います。

生け花と絵画の融合 〜 イタリアで日本の普遍的な価値観 〜
生け花と絵画の融合
以前イスラム教徒の方が日本の茶道を初めて知った時、「イスラム教の教えの根本と全く同じであるのにビックリした。
国や宗教、時代は違ってもこうした思想でつながっている事に感動した。自分の国でもこれから日本の茶道を広めていきたい。」と何かの記事に書かれてあり、今度は私がビックリしました。絶対神アラーを信じている人々と八百万の神を信じてる(か、どうかは不明?!)私たちとの思想が同じだなんて!それが日本の茶道につながってるなんて!
生け花と絵画の融合 〜 イタリアで日本の普遍的な価値観 〜
共通点は「バラ」の花
ミラノで生け花をしているイタリア人の友人達も「生け花を通じて日本を知り、かつ自分達の国の文化についても再考するキッカケになり、それの根底に流れるものは同じと発見する。」といつも言っています。
日本の伝統文化の、世界への貢献度は大きく、そしてそれはとても誇らしい事だと思わずにはいられません。

2009年10月16日(金) written by Maliarda from (イタリア)
Comment(0)


イタリア関連の記事

この記事へのご感想は以下のフォームからどうぞ

お名前 [必須入力]
コメント [必須入力]
5000文字まで。(コメントにリンクは書き込めません。)
※記事の内容に沿わないコメントはお控えください。
※質問やお問い合わせはお控えください。