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200907312902

ザクセンハウゼン収容所

ザクセンハウゼン収容所
お天気の良い日に行ったほうがいいかも。
ドイツといえばヒトラー、そしてハーケンクロイツ(卍:日本では“まんじ”と言いますね)が象徴とされていたあまりにも悲しく残酷な胸の痛む歴史があります。なぜ収容所があったかなどは皆さんご周知だと思うので割愛させて頂きますが、一番よく聞くのはポーランドにあるアウシュヴィッツ。私はベルリンから日帰りで行けるベルリン郊外にあるザクセンハウゼン収容所へある日行ってみました。
ザクセンハウゼン収容所
有名なうたい文句ですね、、、
S1のOranienbrugで降り、周辺の街並も見たいと思ったので住宅街を抜けて25分くらい歩きました(バスも有)。エントランスは現代美術館のようだったので、資料館的な感覚でいたのですが、それは最初だけで実際の内部を見たらそんな美術館巡りの一環みたいな感覚ではいられなくなるくらいの思いがこみ上げてきます。
ザクセンハウゼン収容所
折り鶴が添えてありました。
密集する2段ベッド、おそらく充分なお湯なんて出なかったであろう浴場、要所要所にたむけられている1本のバラ、銃殺の場となっていた外にある壁、なんの変哲もないバラックの内部には白いタイル張りの壁と人体実験をしていたこれまた白いタイル張りの寝台…etc... ガス室に入った時には妙なひんやりさとそこの匂いと閉塞感に直接的な関わりのない日本人であってもみな異様な感覚を覚ると思います。
ザクセンハウゼン収容所
闇の奥の光が
現在を意味してるのでしょうか。
被害側がこういった施設を歴史のためにも公開・保存するというのはありますが、加害側であるドイツ国が自国の罪を現在もしっかり重く受け止め自国内でも隠さず公開しているのって、すごいことだよなぁって思ってしまいます。(日本は敗戦国とはいえ南京大虐殺などナチスと同じような立場だった時もあった訳で…)
もうすぐ終戦記念日が近いですね。私達は戦争体験なんてないけど、これらのことはまだ100年も経ってない前の出来事ということを考えたら、映画や本からとか現存してる施設に実際行って事実を知っておくということは大切なことだですよね。
2009年07月31日(金) written by mosch from (ドイツ)
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