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ミラノ・サローネ 〜 街中を巻き込む巨大イベント 〜

ミラノ・サローネ 〜 街中を巻き込む巨大イベント 〜
豪華なヴィラでのデザイン家具
毎年4月のミラノの大イベントとして、そして世界最大級の「国際家具見本市」としても有名な「ミラノ・サローネ」。
4月22日から27日にかけて行われ、今年もイタリア国内から1000社以上、国外からも200社以上が参加し、国内外から30万人以上が訪れたと言われています。
見本市会場には世界的に有名な「アルマーニ・カーザ」のブースがあったり「カッシーニ」「B&B」といった一流の家具メーカーが新作を発表し、世界中からバイヤーが集まります。
もちろん日本企業も頑張っています。
日本のデザイン・センスはイタリアでは特にウケが良く、評価もかなり高いです。

ミラノ・サローネ 〜 街中を巻き込む巨大イベント 〜
ディエチ・コルソ・コモの屋上
そしてこのミラノ・サローネのもう一つの特徴はその巨大な会場のみでの展示会ではなく、ミラノの街を巻き込んでの一大デザイン・イベントなのです。
つまり会場内はデザイナーや建築家、そして業界関係者、バイヤーなどの「商談の場」で、一般の人には関係のない所なのですが、ミラノの街中でのイベントは「フォリ・サローネ(サローネの外)」とよばれ一般の市民が気軽に最新のデザインに触れ、また若手デザイナーの発表の場でもあるのです。
ミラノ・サローネ 〜 街中を巻き込む巨大イベント 〜
白一色のバスルーム
普段は開放していないミラノの隠れたスポットを会場にし、有名・無名を問わず色んな国からのデザイナーがそれぞれに趣向を凝らし、そしてそれを楽しむ人々・・・私も毎年この「フォリ・サローネ」を楽しみにしている1人です。
今回は素敵なヴィラで展示していたエットーレ・ソットサスの奇抜なデザイン家具を堪能し、元VOGUE編集長が運営する「10 Corso Como(ディエチ・コルソ・コモ)」の屋上に設置されたドイツ人デザイナーの庭園でまったり、白一色で統一された素敵なバスルームの展示にため息し、15世紀に建てられた教会の図書室跡に配置された様々なデザイン扉をゆっくり眺めながら、静かに佇む教会の回廊を散歩して、それはそれは満喫した1週間。

ミラノ・サローネ 〜 街中を巻き込む巨大イベント 〜
15世紀に建てられた教会内での展示
こういう街中を巻き込んでのイベントを体感できるのはイタリアではミラノのみ、そしてこの期間のみ、です。
そしてたくさんの日本人デザイナー達の素晴らしいデザインも拝見し、日本が発信するシンプルだけど洗練された「美意識」を再確認できた事も収穫の一つ。
また来年のサローネが楽しみです。
2009年05月01日(金) written by Maliarda from (イタリア)
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